大観音寺 (東京都中央区)とは? わかりやすく解説

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大観音寺 (東京都中央区)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/02 06:50 UTC 版)

大観音寺
所在地 東京都中央区日本橋人形町1-18-9
位置 北緯35度41分8秒 東経139度46分57.1秒 / 北緯35.68556度 東経139.782528度 / 35.68556; 139.782528座標: 北緯35度41分8秒 東経139度46分57.1秒 / 北緯35.68556度 東経139.782528度 / 35.68556; 139.782528
宗派 聖観音宗
本尊 聖観世音菩薩(鉄造菩薩頭)
創建年 明治13年(1880年
札所等 江戸三十三観音札所 第3番
文化財 鉄造菩薩頭(東京都指定有形文化財)
法人番号 4010005000271
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大観音寺(おおかんのんじ[注釈 1])は、東京都中央区にある聖観音宗寺院

歴史

1878年明治13年)に開山された。

当院の本尊は、首だけになった鉄製の聖観世音菩薩像(以降「鉄造菩薩頭」とする。)である。元々は鎌倉の新清水寺(現在は廃寺)にあったものだが、1258年正嘉2年)の火災で崩落してしまった。その後、井戸を掘ったところ、首だけの鉄造菩薩頭が発掘されて、小堂に安置された。そういう経緯から、その井戸のことを「鉄ノ井(くろがねのい)」と呼ぶようになった[1][2]

明治になり、この鉄造菩薩頭を東京に移すことになり、1874年(明治9年)に仮堂を建てた。これが、当寺の起源である[2]

浅草寺とは本末関係にあり、1950年昭和25年)に浅草寺が「聖観音宗」を開宗した際に、当寺も天台宗から聖観音宗に転宗した[2]

2011年平成23年)3月11日東日本大震災の際に、真正面に向いていた鉄造菩薩頭が、やや右の方向(真東)に向いていた。他の仏像や仏具は特にひっくり返ってもいなかった。そのことから「平成の不思議顕現」と呼ばれるようになり、開扉日も毎月17日に加えて11日も開くようになった[3]

交通アクセス

脚注

注釈

  1. ^ 読みは「だいかんのんじ」ではなく「おおかんのんじ」である。

出典

  1. ^ 鎌倉十井鎌倉市市民生活部観光課観光担当
  2. ^ a b c 金山正好、金山るみ 著『中央区史跡散歩 (東京史跡ガイド2)』学生社、1993年、35-36p
  3. ^ 大観音寺中央区観光情報センター「東京 中央区の観光情報公式サイト Central Tokyo for Tourism」

参考文献

  • 金山正好、金山るみ 著『中央区史跡散歩(東京史跡ガイド2)』学生社、1993年



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