大脳から出た運動ニューロンの走行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/15 09:55 UTC 版)
「皮質脊髄路」の記事における「大脳から出た運動ニューロンの走行」の解説
皮質脊髄路の運動ニューロンは中心前回の一次運動野だけでなく、運動前野および一次感覚野などからも起始し、放線冠を形成しながら徐々に集合して、内包後脚を形成し大脳基底核を貫通する(淡蒼球と視床の間を通る)。 そこから中脳に入って大脳脚を形成し、延髄では下部腹側表面に柱状の隆起となって見える(延髄の錐体)。この錐体を形成することから、錐体路という別名が付けられている。 錐体交叉の後、神経線維は主として脊髄の外側皮質脊髄路を下行する。延髄で交叉しなかった線維は前皮質脊髄路を下行し、そのほとんどが脊髄で下位運動ニューロンと連絡する直前に対側へと交叉する。
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