大津定美とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 大津定美の意味・解説 

大津定美

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/28 06:23 UTC 版)

大津 定美(おおつ さだよし、1938年昭和13年〉5月[1] - 2025年令和7年〉1月[1])は、日本の経済学者神戸大学名誉教授

北海道美唄町(現・美唄市)生まれ、1964年東京外国語大学ロシア語学科卒業、1966年京都大学大学院経済学研究科修士課程修了、1971年同博士課程単位取得退学[1](満期退学)。京都大学在学中の1967年4月に龍谷大学経済学部助手に就き[1]、その後講師助教授を経て1984年からは同学教授[1]、この間ソ連邦科学アカデミー経済研究所客員研究員として出張。さらに1994年4月神戸大学教授に任用[2]、2002年3月定年退官(のち同学名誉教授)[3]、退官後は大阪産業大学教授(のち客員教授)[4]。1988年『現代ソ連の労働市場』でサントリー学芸賞受賞[5]。1989年『現代ソ連の労働市場』で京都大学経済学博士[6]

妻の人文学者(女性史)の大津典子(1939年 - 、元龍谷大学非常勤講師)が、1975年のロンドン大学に留学中に、研究室でアウンサンスーチーマイケル・アリス夫婦と知り合い、以来、夫婦で親交がある。典子に『アウンサンスーチーへの手紙』(毎日新聞社 2012)の著がある[7]

著書

共編著

  • 『経済システム転換と労働市場の展開 ロシア・中・東欧』吉井昌彦共編著 日本評論社 1999
  • 『ロシア・東欧経済論』吉井昌彦共編著 ミネルヴァ書房 現代世界経済叢書 2004
  • 『北東アジアにおける国際労働移動と地域経済開発』編著 ミネルヴァ書房 Minerva現代経済学叢書 2005
  • 『中ロ経済論 国境地域から見る北東アジアの新展開』松野周治,堀江典生共編著 ミネルヴァ書房 2010
  • 『北東アジアにおける経済連携の進展』韓福相,横田高明共編著 日本評論社 2010
翻訳
  • W.ブルス英語版『社会化と政治体制 東欧社会主義のダイナミズム』新評論 1982

論文

脚注

  1. ^ a b c d e 大野喜久之輔先生・大津定美先生を偲んで」『ニューズレター』第49号、ロシア・東欧学会、2025年5月、4頁、 オリジナルの2025年6月16日時点におけるアーカイブ。 
  2. ^ 人事」『神戸大学学報』第451号、神戸大学庶務部庶務課、1994年4月、25頁、 オリジナルの2025年6月17日時点におけるアーカイブ。 
  3. ^ 名誉教授(令和6年4月現在)”. 神戸大学経済学部・大学院経済学研究科. 2025年4月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年6月16日閲覧。
  4. ^ 『北東アジアにおける経済連携の進展』著者紹介
  5. ^ 大津 定美『現代ソ連の労働市場』 サントリー学芸賞受賞者一覧・選評(サントリー文化財団)
  6. ^ 現代ソ連の労働市場 国立国会図書館書誌ID:000000221247
  7. ^ 広報誌「龍谷」アウン・サン・スー・チー氏 名誉博士号授与式 記念講演会 特別号



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「大津定美」の関連用語

大津定美のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



大津定美のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの大津定美 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS