大宅廃寺跡とは? わかりやすく解説

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大宅廃寺跡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/08 06:17 UTC 版)

大宅廃寺跡碑(大宅中学校内)
大宅
廃寺跡
大宅廃寺跡の位置

大宅廃寺跡(おおやけはいじあと)は、京都府京都市山科区大宅鳥井脇町にある古代寺院跡。史跡指定はされていない。

概要

出土軒瓦
京都市考古資料館展示。

京都市東部、山科盆地南東の山際に位置する[1]1958年昭和33年)に名神高速道路建設に伴う発掘調査が[1][2]1985年(昭和60年)に大宅中学校建設に伴う発掘調査が実施されている[2]

伽藍は南から北に南門・中門・金堂(講堂か)・講堂(食堂か)の4棟が一直線に並ぶ伽藍配置である[1][2]。塔・回廊は検出されていない[1]。また東の山麓では瓦窯跡が依存する確認されている[1]。創建は白鳳期と推定され、平安時代前期に数回の補修を受けたのちに全焼し、平安時代後期に小規模な堂が建立されたと推定される[1]中臣鎌足建立の山階精舎(山階寺、のち興福寺)に比定する説や、古代豪族の大宅氏の氏寺に比定する説などが挙げられる古代寺院跡になる[1]

関連施設

脚注

  1. ^ a b c d e f g 大宅廃寺(平凡社) 1981.
  2. ^ a b c 史跡説明板。

参考文献

(記事執筆に使用した文献)

関連文献

(記事執筆に使用していない関連文献)

座標: 北緯34度58分2.00秒 東経135度49分16.05秒 / 北緯34.9672222度 東経135.8211250度 / 34.9672222; 135.8211250 (大宅廃寺跡)




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