多変量に拡張された平均値の差の検定

統計学用語辞典

多変量に拡張された平均値の差の検定 ( ウィルクスのΛ）

例題：
　「表 1 に示すような２群３変数のデータにおいて，２群の平均値ベクトルが同じであるかを，有意水準 5% で検定しなさい。」

表 1．２群３変数のデータ

群	X1	X2	X3
1	2.9	161.7	120.8
1	2.3	114.8	85.2
1	2.0	128.4	92.0
1	3.2	149.2	97.3
1	2.7	126.0	81.1
1	4.4	133.8	107.6
1	4.1	161.3	114.0
1	2.1	111.5	77.3
2	4.8	198.7	172.9
2	3.6	199.3	157.9
2	2.0	188.4	152.7
2	4.9	183.6	164.2
2	3.9	173.5	172.2
2	4.4	184.9	163.2

R による解析：

> wilks(dat, 1)	# この関数の定義を見る
$F
[1] 33.805

$df1
[1] 3

$df2
[1] 10

$p
[1] 1.516645e-05

多変量に拡張された平均値の差の検定 ( ウィルクスのΛ）

1 変量の平均値の差の検定（t 検定，一元配置分散分析）を多変量に拡張した解析手法である。