夏の日にさよならとは? わかりやすく解説

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夏の日にさよなら

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/12 13:38 UTC 版)

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夏の日にさよなら
脚本 ジェロルド・L・ルードウィッグ (Jerrold L. Ludwig)
監督 ジャド・テイラー(アラン・スミシー名義)
出演者 バート・レイノルズ
バーバラ・ローデン英語版
音楽 ケン・ローバー英語版
国・地域 アメリカ合衆国
言語 英語
各話の長さ 93分[1]
製作
プロデューサー ジャド・バーナード
シルヴィオ・ナリッツァーノ英語版
撮影監督 ウィリアム・A・フレイカー
編集 アーロン・ステル英語版
ジョン・W・ウィーラー (John W. Wheeler)
製作 パラマウント映画
製作費 $400,000[2]
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夏の日にさよなら』(なつのひにさよなら、Iron Cowboy、別名 Fade In)は、1968年に公開されたアメリカ合衆国の映画[3]、主演はバート・レイノルズであった。監督の名義はアラン・スミシーとされているが、これは何らかの事情で監督名が伏せられていることを意味する架空の名称であり、この作品はこの名義が遡及的に使用された最初の映画作品であった[3]

日本では劇場公開はされなかったが、テレビ放映され[1]、また『アイアンカウボーイ』と題してビデオ・ソフトが発売された[4]

この作品が初主演作だったレイノルズは[3]、後に、原題が Fade In (「徐々に姿を現す」という意味)であるこの映画について、「Fade Out (「徐々に姿を消す」の意)と題されるべきだった」と述べた[5]

あらすじ

西部開拓時代の雰囲気が残るユタ州の僻地へ、ハリウッドから西部劇の撮影隊がやって来る。その一員だった女性が、地元の西部男に恋をするが、彼女にはロサンゼルスに残してきた恋人がいた。

(VHSソフトのパッケージの記載にもとづく[4]

制作

この作品は、西部劇映画『血と怒りの河』 (Blue) と同時に、ユタ州モアブの同じ場所でロケーション撮影がおこなわれ、全く別の話で、出演者、撮影スタッフがそれぞれ別個に用意されたにもかかわらず、『血と怒りの河』の一部がこの映画にも流用されている[6]

「どちらの作品も、偉大な傑作になるか悲惨な駄作になるかどちらかだ」と、両作品の制作にあたったジャド・バーナード英語版は語っていた。「どちらの作品も、その中間になるということはないだろう。」[2]

撮影は、1967年7月に開始された[7]

本作は、ユタ州内のプロフェッサー・バレー (Professor Valley)、キャッスル・バレー英語版、ヒトル・ボトム (Hittle Bottom)、モアブデッド・ホース・ポイント英語版などで撮影された[8]

評価

「この作品は、パラマウントボブ・エヴァンスに試写で見てもらったが、きっと彼はこれを鎖で厳重に封じたお蔵入りにしたんだと思う」とレイノルズは後年に語っている。「それ以来、この作品の話は聞かないよ。」[9]

レイノルズは「この作品は僕の最高傑作だよ」、「アメリカ版の『男と女』ってとこだ」とも述べている[10]

脚注

  1. ^ a b 夏の日にさよなら - allcinema
  2. ^ a b Thomas, Kevin (1967年7月30日). “A Case of Simultaneous Cinema”. Los Angeles Times (1923-Current File) (Los Angeles, Calif): p. 11 
  3. ^ a b c Almost Famous: The Spelvins, the Plinges and the Smithees”. RSA, INC. (2006年6月12日). 2020年3月22日閲覧。
  4. ^ a b 夏の日にさよなら(ビデオタイトルは「アイアンカウボーイ」)”. Kプラス. 2020年3月22日閲覧。
  5. ^ Siskel, Gene (1976年11月28日). “Workaholic Burt Reynolds sets up his next task: Light comedy”. Chicago Tribune (1963-Current File) (Chicago, Ill): p. e2. "It should have been called Fade Out." 
  6. ^ Martin, Betty (1967年6月26日). “Film on Film for 'Fade-In'”. Los Angeles Times (1923-Current File) (Los Angeles, Calif): p. d22 
  7. ^ Martin, Betty (1967年7月11日). “Sheila in Production Unit”. Los Angeles Times (1923-Current File) (Los Angeles, Calif): p. c10 
  8. ^ D'Arc, James V. (2010). When Hollywood came to town: a history of moviemaking in Utah (1st ed.). Layton, Utah: Gibbs Smith. ISBN 9781423605874 
  9. ^ Prelutsky, Burt (1972年12月24日). “Two Centerfolds”. Los Angeles Times (1923-Current File) (Los Angeles, Calif): p. k14. "It was screened for Bob Evans at Paramount and I think he locked it up in chains, ... It's never been heard from since" 
  10. ^ Clifford, Terry (1969年4月6日). “Burt Reynolds, Who Plays Half-Breeds Stoic About Roles”. Chicago Tribune (1963-Current File) (Chicago, Ill): p. f14. "It's the best thing I've ever done, ... An American version of A Man and a Woman'"" 

外部リンク


夏の日にさよなら(1968年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 16:03 UTC 版)

アラン・スミシー」の記事における「夏の日にさよなら(1968年)」の解説

アラン・スミシーの名が使われ最古作品実際監督はジャド・テイラー(英語版)。

※この「夏の日にさよなら(1968年)」の解説は、「アラン・スミシー」の解説の一部です。
「夏の日にさよなら(1968年)」を含む「アラン・スミシー」の記事については、「アラン・スミシー」の概要を参照ください。

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