墨袋
墨汁嚢
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 20:28 UTC 版)
「墨袋」も参照 墨汁嚢(ぼくじゅうのう、inc sac)は頭足類に特有の墨汁を溜めておく嚢状器官。直腸の背側にあり、タコ類では肝臓に埋没している。墨汁嚢の後端にある墨汁腺(ぼくじゅうせん、ink gland)から墨汁が分泌され、墨汁管 (ink sac duct)を通って前側に送られる。墨汁管は肛門付近で腸と連結し、肛門を通じて放出される。 墨汁 (sepia, ink)はセピオメラニンやプテリンなどを含む。イカの墨汁は捕食者の目を欺くダミー効果で、タコでは煙膜効果があると言われている。深海性のものは墨汁嚢を持たない。
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