塩原俊彦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/25 17:12 UTC 版)
この存命人物の記事には、出典がまったくありません。 (2015年12月)
|
塩原 俊彦(しおばら としひこ、1956年 - )は、日本の経済学者、元新聞記者。専門は、ロシア経済論。
来歴
慶應義塾大学経済学部卒業後、一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了。指導教官は西村可明[1]。日本経済新聞社および朝日新聞社で勤務し、朝日新聞社ではモスクワ特派員を務めた。元高知大学人文社会科学部国際社会コース准教授。
ウクライナ戦争に関する塩原俊彦の主張
国際法をを破り、ウクライナに侵攻したロシアを塩原俊彦は終始擁護する。 ウクライナは核を放棄し、その代償にロシアは、ウクライナの領土の安全を保障した。他国の侵略からウクライナを守る事をロシアは約束した。 しかし、ロシアはこのウクライナとの約束を破った。
ロシアの主張
自国の安全のために、ロシアは他国のウクライナを侵略しウクライナの防衛力を放棄しロシアの属国になることを要求するのが正しいとする。 それがまかり通るとするのがロシアであり、塩原俊彦である。
塩原の主張
ロシア研究者は、ほとんどが、このロジックを支持する。 塩原俊彦も同様である。
- 国際的な文書での約束を破り、その保証を自らの手で破ってもいい。
- 他国を侵略し、その領土を奪ってもいい。[2]
- 大国の周辺の国は、大国にしたがい外交権もなく、軍も放棄して、大国にしたがうのが正しい。[3]
- 国家には序列があり、小国には独立自由はなく、大国のなすがままにされるのが国際秩序だ。
- ウクライナの国民が、国際法に反する攻撃で死ぬのは、どうでもいいことだ。大国の利害の前では、無垢の人々の死、子供の死など小さなことだ。
- ウクライナは他国に頼らず、他国の援助を断り、ヨーロッパの他国の為に、ロシアに降伏すべきだ。
塩原俊彦は、ヨーロッパ諸国が自らの意思で、またウクライナの要請を受けて、西欧諸国がウクライナを援助することを無視し、ウクライナを非難する。 塩原俊彦は、西欧とウクライナの自由意思を無視し、法外だとする。[4][5][6]
著書
- 『現代ロシアの政治・経済分析――金融産業グループの視点から』(丸善[丸善ブックス], 1998年)
- 『探求・インターネット社会――21世紀の経済を考える』(丸善[丸善ライブラリー], 2000年)
- 『ロシアの「新興財閥」』(東洋書店[ユーラシア・ブックレット], 2001年)
- 『ロシアの軍需産業――軍事大国はどこへ行くか』(岩波書店[岩波新書], 2003年)
- 『ビジネス・エシックス』(講談社[講談社現代新書], 2003年)
- 『現代ロシアの経済構造』(慶應義塾大学出版会, 2004年)
- 『ロシア経済の真実』(東洋経済新報社, 2005年)
- 『ロシア資源産業の「内部」』(アジア経済研究所, 2006年)
- 『パイプラインの政治経済学――ネットワーク型インフラとエネルギー外交』(法政大学出版局, 2007年)
- 『ネオKGB帝国――ロシアの闇に迫る』(東洋書店,2008年)
- 『「軍事大国」ロシアの虚実』(岩波書店,2009年)
- 『核なき世界論』(東洋書店,2010年)
- 『プーチン2.0―岐路に立つ権力と腐敗』(東洋書店,2012年)
- 『ウクライナ・ゲート――「ネオコン」の情報操作と野望』(社会評論社,2014年)
- 『「ウクライナ・ゲート」: 危機の本質』(Kindle,2014年)
- 『ウクライナ2.0――地政学・通貨・ロビイスト』(社会評論社,2015年)
- 『プーチン露大統領とその仲間たち --私が「KGB」に拉致された背景--』(社会評論社,2016年)
- 『官僚の世界史―腐敗の構造』(社会評論社,2016年)
- 『ロシア革命100年の教訓』(Kindle,2017年)
- 『サイバー空間における覇権争奪―個人・国家・産業・法規制のゆくえ』(社会評論社,2019年)
- 『ウクライナ3.0 米国・NATOの代理戦争の裏側』(社会評論社,2022年)
- 『プーチン3.0――殺戮と破壊への衝動 ウクライナ戦争はなぜ勃発したか』(社会評論社,2022年)
脚注
- ^ 「1987年度博士課程単位修得論文・修士論文題目」一橋研究
- ^ クリミヤと東部地域の取り扱いを明確化することを提案したのであろうとしている。私も、戦争が始まった以上、それ以外にないだろうと考えていたが、ゼネスキー大統領はクリミヤ奪還まで言い始めた。明らかに、いつ果てるかもわからない出口戦略なき長期戦に乗ってしまったように思える。ウクライナ 3.0 米国・NATOの代理戦争の裏側
- ^ 停戦しようとしないウクライナ政府は可笑しい。その背後で、軍事支援を継続・拡大している米国もNATO諸国も日本もどうかしている。ウクライナ 3.0 米国・NATOの代理戦争の裏側
- ^ ゼネスキー大統領はクリミヤ奪還まで言い始めた。明らかに、いつ果てるかもわからない出口戦略なき長期戦に乗ってしまったように思える。
- ^ 停戦しようとしないウクライナ政府は可笑しい。その背後で、軍事支援を継続・拡大している米国もNATO諸国も日本もどうかしている。ウクライナ 3.0 米国・NATOの代理戦争の裏側
- ^ 現代ビジネス ウクライナの来年度国家予算に仰天 8.9兆円もの国防費 2025年9月25日 HTTP://GENDAI.MEDIA
外部リンク
固有名詞の分類
- 塩原俊彦のページへのリンク