堀寿子
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堀 寿子(ほり ひさこ、1911年9月[1] - 没年不明)は、日本の作家、随筆家、翻訳家。
略歴
東京小石川生まれ[1]。文化学院で英文学、仏文学を学ぶ。堀口大學に詩を、川端康成に創作を学ぶ。 教師、女性誌編集の仕事ののち、少女小説、児童文学の翻訳・再話、女性論の随筆で活動した。
著書
- 『早春の合唱』(淡海堂出版) 1941.5
- 『春来りなば』(偕成社) 1948.6
- 『花園の乙女 純情少女小説』(梧桐書院) 1948.8
- 『乙女の願ひ 長篇少女小説』(文海堂) 1948.12
- 『美しき星座』(偕成社) 1949.5
- 『散りゆく花』(金の星社) 1949.10
- 『めぐり逢うまで』(鶴書房、鶴文庫) 1953.4
- 『女性のやさしさ120章』(立風書房) 1976、のち角川文庫
- 『ミニのあの子は応援団長』(原作、神奈幸子画、講談社、講談社漫画文庫) 1977.5
- 『女性のかしこさ120章』(立風書房) 1977.6、のち角川文庫
- 『女性のすなおさ120章』(立風書房) 1978.6、のち角川文庫
- 『女性のしあわせ120章』(立風書房) 1979.9、のち角川文庫
- 『女性の魅力111のおはなし 小さな知恵と心のつかい方』(じゃこめてい出版) 1981.6
翻訳・再話
- 『小公女』(バーネット夫人、黎明社、世界名作物語) 1951
- 『アルプスの少女』(ヨハンナ・スピリ原作、黎明社) 1951
- 『家なき娘』(エクトル・マロー、黎明社、世界名作物語) 1952.2
- 『アンクル・トム物語』(ストウ夫人、黎明社、世界名作物語) 1952.8
- 『フランダースの犬』(ウィダ、黎明社、世界名作物語) 1953.1
- 『愛の一家』(アグネス・ザッパー、黎明社、世界名作物語) 1953.10
- 『新家なき子』(マロウ、黎明社、世界名作物語) 1953.12
- 『ケティお嬢さん』(クーリッジ、黎明社、世界名作物語) 1954.8
- 『麗しのポリー』(オルコット、黎明社、世界名作全集) 1955.3
- 『若草物語』(オルコット夫人原作、日向房子 絵、講談社、名作物語文庫7) 1955
- 『若草物語』(オルコット原作、山中冬児 絵、鶴書房、少年少女世界名作全集37) 刊年不明 ※講談社版とほぼ同文。
- 『アルプスの少女物語』(スピリ原作、日向房子 絵、講談社、名作物語文庫35) 1955
- 『アルプスの少女』(スピリ原作、岸田耕造 絵、鶴書房、少年少女世界名作全集28) 刊年不明 ※講談社版と同文。
- 『源氏物語』(紫式部、黎明社、日本名作物語) 1955
- 『禁じられたデイト』(エミリー・ハーン、秋元書房) 1958.4
- 『げんかく高校』(エミリ・ハーン、秋元書房) 1969
脚注
- ^ a b オルコット夫人 原作; 堀寿子『若草物語』講談社〈名作物語文庫 7〉、1955年、235頁。NDLJP:1631270/120。同頁に記載の著者略歴を参照。
参考
- 『女性の魅力111のおはなし』著者紹介 - 略歴節の記述にかかる原資料とした(出身地の記載は有るが、生年の記載は無し)。
関連項目
- 堀寿子のページへのリンク