基本バランス式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/21 07:34 UTC 版)
個体群サイズの変動の基本原理的な式として、以下の個体群動態の基本バランス式がある。 d N ( t ) d t = B ( t ) − D ( t ) + I ( t ) − E ( t ) {\displaystyle {\frac {dN(t)}{dt}}=B(t)-D(t)+I(t)-E(t)} t:時間 N(t):時刻 t における個体群サイズ B(t):時刻 t における出生率 D(t):時刻 t における死亡率 I(t):時刻 t における移入率 E(t):時刻 t における移出率 この式は、個体群サイズの変化は原則的に出生・死亡・移入・移出の4つの過程によってのみ変化することを表している。特に、移入・移出がない場合は「閉じた個体群」、ある場合は「開いた個体群」と呼ばれる。個体群動態論において基礎的なモデルである、マルサスモデルやロジスティック方程式は閉じた個体群を前提にしている。
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