城主格大名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/17 06:00 UTC 版)
城主格大名とは国許の屋敷が陣屋である大名のうち、城主に準ずる待遇をうける大名をいった。元和元年(1615年)一国一城令によって主城以外が破却された後、取立てられた家や分知大名が多数出現して与うるべき城地が不足する。そこで、長年若年寄を務めた家や、旧家・名族を"城主格"に処遇し、幕末の慶応3年(1867年)で19家あった。無城大名が城主格大名へ昇格した場合、国許の陣屋を城に転換することは許されず、実際には城門の構築を許されるのみであり、領知の居地をあらわす用語も、城主大名の居城ではなく、無城大名の在所のままであった。
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