坂本和昭 (政治家)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 坂本和昭 (政治家)の意味・解説 

坂本和昭 (政治家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/04 13:30 UTC 版)

坂本 和昭(さかもと かずあき、1941年9月17日[1] - )は、日本の政治家。前大分県玖珠郡九重町(7期)。旭日小綬章受章。

経歴

大分県玖珠郡九重町菅原出身。1962年3月に日本大学短期大学部農業科を卒業[2]

1975年から[2]九重町議会議員4期を経て[3]1992年に九重町長に初当選。以来、2016年まで7期にわたって町長を務めたが、同年6月に、高齢などを理由に次期町長選(8期目)への不出馬を表明した[4]。なお、7期のうち、玖珠町との合併の是非を問うために任期途中で辞任して出馬した2004年以外は無投票当選であった[5][6]。2017年秋の叙勲で旭日小綬章を受章[7]

また、2003年10月から2期にわたって大分県町村会長を勤めた[2]

政策

平成の大合併において、大分県は九重町と玖珠町との合併のパターンを示したが[8]、合併によって玖珠町に町政が集中することを懸念し、単独での生き残りを選択。合併の是非を問うために2004年に任期途中で町長を辞任し、再選挙で当選して、九重町は合併せず単独で存続する道を選んだ[9]

任期中には、町営の九重"夢"大吊橋を建設し、2006年10月30日に開通させた。また、1996年には九州最大の九重森林公園スキー場がオープンした。第三セクターは行政に頼り切ったものになるので作らないという哲学のもと、スキー場は町民有志が株式への出資を募って民営で開業し、町は許認可等でこれを支援した[10]

長年にわたる町政への貢献に対して、2017年5月27日には九重町の名誉町民の称号が贈られている[11]

脚注

  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.627
  2. ^ a b c 不況時代を生き抜くヒント 九重"夢"大吊橋の実現! その発想を企業経営に活かす! (PDF) 羽生会計事務所
  3. ^ トップインタビュー 坂本和昭・大分県九重町長 時事ドットコムニュース
  4. ^ 坂本町長が8選不出馬 九重町 大分合同新聞、2016年6月2日
  5. ^ 坂本・九重町長、次期不出馬を表明 「世代交代を」 /大分 毎日新聞、2016年6月2日
  6. ^ 九重町長選 新人一騎打ち 読売新聞、2016年10月12日
  7. ^ 平成29年 2017年11月6日付 官報 号外 第240
  8. ^ 大分県市町村合併推進要綱(概要) 大分県 (PDF)
  9. ^ 坂本氏「24年間、全力で」 九重町長退任前に会見 大分県 西日本新聞、2016年10月6日
  10. ^ トップインタビュー 坂本和昭・大分県九重町長 時事ドットコムニュース
  11. ^ 前町長・坂本氏に名誉町民称号贈る 九重町 大分県 西日本新聞、2017年6月4日



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「坂本和昭 (政治家)」の関連用語

坂本和昭 (政治家)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



坂本和昭 (政治家)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの坂本和昭 (政治家) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS