地壇とは? わかりやすく解説

ち‐だん【地壇】

読み方:ちだん

中国で、皇帝大地の神を祭るために築いた祭壇。明(みん)の嘉靖帝(かせいてい)が北京安定門外設けた壇が有名。→天壇


ちだん 【地壇】

中国皇帝地祇地の神)を祭るために作った方形祭壇

地壇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/11 22:52 UTC 版)

地壇
各種表記
繁体字 地壇
簡体字 地壇
拼音 Dìtán
注音符号 ㄉ|ˋ ㄊㄢˊ
発音: ディタン
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北京東城区地壇公園での旧正月

地壇(ちだん、満州語: ᠨᠠ ᡳ
ᡝᠨᡩᡠᡵᡳ
ᠮᡠᡴᡩᡝᡥᡠᠨ
、転写:na -i enduri mukdehun[1])は、中華人民共和国北京市東城区の安定門外にある史跡で、清代皇帝が地の神に対して祭祀を行った宗教的な場所(祭壇)である。

歴史

主要建築

建築の特徴

  1. 天壇紫禁城の南東に築かれたのに対して、地壇は紫禁城の北東に築かれており、これは古代中国の天南地北説に符合する。
  2. 天壇の主な建築が円形であるのに対して、地壇は方形である。これは『大清会典』の述べる「方(四角)は地を表す」に従っており、中国の天円地方の宇宙観を体現している。
  3. 「天は陽、地は陰とみなす」という陰陽思想に従い、天壇の石塊や、階段、柱などはこぞって奇数(陽数)で構成されている。一方地壇は偶数(陰数)で構成されている。例えば方澤壇の階段は8段であり、壇は6方丈である。使用した石版の数も偶数であり、中華文化を反映している。

廟会

北京で年に一度行われる『春節文化廟会』はここで行われる。

脚注

  1. ^ 『欽定新清語』

座標: 北緯39度57分05秒 東経116度24分36秒 / 北緯39.9514度 東経116.41度 / 39.9514; 116.41 (地壇)



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