国際連合安全保障理事会決議503とは? わかりやすく解説

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国際連合安全保障理事会決議503

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/29 05:53 UTC 版)

国際連合安全保障理事会
決議503
日付: 1982年4月9日
形式: 安全保障理事会決議
会合: 2351回
コード: S/RES/503
文書: 英語

投票: 賛成: 15 反対: 0 棄権: 0
主な内容: 南アフリカ共和国で死刑判決を受けたアフリカ民族会議のメンバーに対する減刑要請
投票結果: 採択

安全保障理事会(1982年時点)
常任理事国
中国
フランス
イギリス
アメリカ合衆国
ソビエト連邦
非常任理事国
ザイール
スペイン
ガイアナ
アイルランド
ヨルダン
日本
パナマ
ポーランド
トーゴ
ウガンダ

アパルトヘイト時代の標識 (1989)

国際連合安全保障理事会決議503(こくさいれんごうあんぜんほしょうりじかいけつぎ503 : United Nations Security Council Resolution 503)は、1982年4月9日国際連合安全保障理事会で採択された決議である。今回の決議は国際連合安全保障理事会決議473英語版を再確認した上で、南アフリカ共和国にある最高裁判所・トランスヴァール州支部でアフリカ民族会議のメンバーであるニンビディ・ジョンソン・ルビジ、ピーター・ツェポ・マシゴ、およびナファタリ・マナナの3名に死刑判決が下されたことを懸念したことによるものである。

決議503は南アフリカの最高裁判所がアフリカ民族会議のメンバーに死刑判決を下したのを確認した上で、南アフリカ共和国に対してメンバーの減刑を要求したものである。なお、国際連合安全保障理事会は国際連合の加盟国に対して、この問題を解決するための影響力を実行するように要請した。

決議503が採択された後、南アフリカ共和国はメンバー全員を死刑から無期懲役に減刑する措置を行った。その後、アパルトヘイトが崩壊したことによりメンバー全員が釈放された[1]

関連項目

脚注

  1. ^ Wellens, Karen; T.M.C. Asser Instituut (1990). Resolutions and statements of the United Nations Security Council (1946–1989): a thematic guide. BRILL. p. 171. ISBN 978-0-7923-0796-9 

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