国際産業遺産保存委員会とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 組織・団体 > 学術団体 > 学術団体 > 学術団体 > 国際産業遺産保存委員会の意味・解説 

国際産業遺産保存委員会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/10/19 04:31 UTC 版)

国際産業遺産保存委員会(the International Committee for the Conservation of the Industrial Heritage, TICCIH)は、産業考古学の研究や、産業遺産の保護・振興などを目的とした国際的な団体である。

その主たる関心の時期は産業革命開始以降のことで、そこには製造業、採掘業、運輸業、公的なインフラストラクチャーなどの関する物質的・文献的な遺物を広く包含する。TICCIHは、産業考古学の学際的性質を反映して、多くの分野の好事家や専門家を引き入れている。

TICCIHは、1973年イギリスアイアンブリッジで行われた「産業遺産保護のための国際会議」(the International Conference for the Conservation of the Industrial Heritage)第一回大会のあとに設立された。国際会議は3年ごとに行われ、第13回大会は2006年にイタリアで開催された。会議は議長と評議員会(Board)で構成され、彼らは様々な国内委員会や関連団体の各国代表から選出される。会員には、個人のメンバーも、各国学会などの団体メンバーもともに含まれている。参加している学会には、北米産業考古学会(the North American Society for Industrial Archaeology)、フランスの産業考古学系の団体である CILAC、英国産業考古学会(the British Association for Industrial Archaeology)などがある。会員は年4回刊行の学会誌を受け取る。

TICCIH は、2000年以降、 ICOMOSにおける産業考古学に関する専門的アドヴァイザーの立場にあり、産業遺産の世界遺産リスト登録にあたっての評価も行っている。

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「国際産業遺産保存委員会」の関連用語

国際産業遺産保存委員会のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



国際産業遺産保存委員会のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの国際産業遺産保存委員会 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS