国見岳 (福井県)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/06 03:43 UTC 版)
国見岳 | |
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福井平野より見える国見岳(後方)
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標高 | 656.1 m |
所在地 | ![]() 福井県福井市 |
位置 | 北緯36度04分45.3秒 東経136度05分02.2秒 / 北緯36.079250度 東経136.083944度座標: 北緯36度04分45.3秒 東経136度05分02.2秒 / 北緯36.079250度 東経136.083944度 |
山系 | 丹生山地 |
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国見岳(くにみだけ)は、福井県福井市の西部にある山である。標高656.1 m。丹生山地に属している。
概要
福井市の海岸部と平野部を隔てる形でそびえており、海岸部から市内中心部へつながる長大トンネルがないため、細く曲がりくねった山道を往来する必要があり、交通が不便である。
その他
- 山頂は1959年の丹生郡国見村の編入合併より2006年の足羽郡美山町他2町村の編入合併まで、福井市の最高地点となっていた。
- 頂上付近に国見岳森林公園が整備されていた。
- 2022年3月末で廃止[1]。
- 頂上付近には福井県(県営電気事業全体の譲渡が行われ、2010年に北陸電力の施設となる)の国見岳風力発電所があり、出力900 kWの風力発電用風車が2基設置されていた。
- 2013年12月1日の午前9時ごろ、風力発電所の2号機に落雷があり、火災が発生し、2号機の1枚当たり重さ4.2トンのプロペラ3枚が焼け落ちた。[2]けが人や周囲への延焼は無かった。[3]。
- 2014年4月に2号機を修理することなく両風車とも撤去された[4]。
- 2020年代に山稜での風力発電計画が再興され、2025年時点で進行中となっているのはヴィーナ・エナジー(シンガポール)系の日本風力エネルギーが出資する二枚田風力合同会社の二枚田風力発電所(12基合計5万 kW、建設中)、トヨタグループのユーラスエナジー[5]出資による福井くにみ風力合同会社(事業所名未定、9基合計3.36万 kW、環境影響評価段階)のもの。
- 国見岳森林公園に至るには二枚田幹線林道が唯一あるが、冬季は閉鎖される。
- 中腹には五太子の滝がある。
- 五太子の滝近くの廃校跡にはパナウェーブ研究所がアジトを構えていた。
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かつてあった国見岳風力発電所
1号機(手前)と2号機
脚注
- ^ “森林公園施設の利用について”. 福井市. 2023年10月17日閲覧。
- ^ “国見岳風力発電所火災に係る調査報告書(中間)の提出について(2013年12月26日)”. 北陸電力. 2014年2月22日閲覧。
- ^ “福井市の国見岳風力発電所で火災 羽根焼け落ちる”. 福井新聞 (2013年12月2日). 2014年2月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月2日閲覧。
- ^ “福井)国見岳風力発電を廃止 北電、4月に撤去”. 朝日新聞. 2014年5月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年5月16日閲覧。
- ^ 当初はソフトバンク系のSBエナジーと東北電力の共同計画であったが、豊田通商へ譲渡。
外部リンク
- 発電所一覧(電力設備) - ウェイバックマシン(2014年2月27日アーカイブ分) - 北陸電力
- 国見岳森林公園 - ウェイバックマシン(2020年1月22日アーカイブ分) - 福井市
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