因島商船とは? わかりやすく解説

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因島商船

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/17 08:47 UTC 版)

因島商船(いんのしましょうせん)は、広島県海運会社因島尾道港を結ぶ航路を運航していた。

概要

古くは木造旅客船、1960年代後半以降は鋼鉄旅客船と高速船を運航していたが、競合する愛媛汽船と異なりフェリーの運航は行っていなかった。

1971年に土生 - 尾道航路(因島西回り)を運航していた共栄汽船を吸収合併した[1]

1975年山陽新幹線博多開業により、本州側の結節点が尾道港から三原港へ移ったことで旅客が減少、1983年12月8日因島大橋開通により12月4日に運航を終了、航路廃止となった[1]

船舶

旅客船

  • 第五はぶ丸
航路廃止後は、日立造船の通勤船を経て、瀬戸田運航で就航
  • 鯉城
元・芸備商船、航路廃止後、売却。

高速船

  • ちどり
1969年竣工、三保造船所 (大阪府)建造。1975年に今治高速船に売却
  • 第二ちどり
1971年竣工、三保造船所建造。1978年大三島フェリーに売却 
  • 第三ちどり
1972年竣工、三保造船所建造。1979年盛運汽船に売却
  • 第五ちどり
1974年竣工、三保造船所建造。「第七ちどり」就航後は予備船
  • 第六ちどり
1975年竣工、三保造船所建造。
  • 第七ちどり
1980年1月竣工、三保造船所建造。1983年12月に航路廃止により今治高速船へ移籍、1988年因島汽船へ売却、1991年に尾道観光フェリーに売却、ウエストマリンに売却され「ぽらりす」として就航、その後「興裕」として中部国際空港建設工事において警戒船として従事
34.12総トン、登録長16.1m、型幅4.0m、型深さ1.7m、ディーゼル2基、機関出力650PS、航海速力25ノット、旅客定員70名

脚注

  1. ^ a b 尾道市港湾振興課. “尾道市港湾振興課、港湾統計(港勢)”. 尾道市港湾振興課. 2017年8月2日閲覧。



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