四海の神と龍王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/01 17:49 UTC 版)
詳細は「四海竜王」を参照 中国では、龍神信仰が盛んになると四方の海に龍王がいるとされ、これを四海龍王と呼ぶようになった。古くは唐の玄宗が、751年に四海の神を封じてそれぞれ広徳王(東海)、広利王(南海)、広潤王(西海)、広沢王(北海)の称号を授けている。中野美代子は、玄宗が王に封じたこれらの海神が当時から龍王のイメージを伴うものであったかどうか明らかでないと指摘しながらも、特定の区域を支配する龍王の観念はこのあたりから起こったのではないかと推察している。清の雍正帝は1724年に四海の龍王に封号を下賜した。 海神の名号の対照表四海海神の賜号の一例『西遊記』における竜王名『封神演義』における竜王名東海 広徳王 敖広 敖光 南海 広利王 敖欽 敖明 西海 広潤王 敖閏 敖順 北海 広沢王 敖順 敖吉
※この「四海の神と龍王」の解説は、「竜王」の解説の一部です。
「四海の神と龍王」を含む「竜王」の記事については、「竜王」の概要を参照ください。
- 四海の神と龍王のページへのリンク