問題マイクロシナリオ (pMS)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/02/04 03:59 UTC 版)
「マイクロシナリオ法」の記事における「問題マイクロシナリオ (pMS)」の解説
pMSはフィールド調査などによって得た情報から解決すべき問題と思われるものをシナリオ記述したものであり、特に問題点ひとつに対してシナリオひとつを記述する点から、問題の微細構造 (micro structure) を記述するシナリオという意味でマイクロシナリオと呼ばれている。マイクロシナリオには、その内容を表現するキーワードが付与され、それらはタグ (tag) と呼ばれる。一回のフィールド調査からは複数のpMSが生成されうるが、それらに共通したユーザ情報や文脈情報などは共通情報 (GI: Ground Information) として作成される。したがってひとつのGIが複数のpMSとtagのセットにリンクを張る形となる。 複数のフィールド調査によって得られたpMSを一括して保存するデータベースに対してtagを利用した検索を行うと、同種類の問題を含んだpMSが検索され、それらの内容をまとめて問題点が集約される。なお同一のpMSは異なるtag検索によって異なるpMSと組み合わされ、別の側面に関して問題点集約に利用されることがありうる。
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