呉越国の対外政策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 03:14 UTC 版)
山崎覚士によれば、呉越は五代十国時代の南方諸国のなかでも中原王朝にもっとも信任され、歴代の呉越国王は十国全体の盟主(「真王」)として扱われていたという。 また初期の呉越は長江・東シナ海・南シナ海の結節点としての地政学的優位を活かし、中原王朝主導の中華秩序とは別個に自国を中心とする海上勢力圏の形成を模索していたという見解がある。 実際、呉越は朝鮮半島の後百済などに独自の冊封を行っているほか、北は渤海国・遼、東は日本と国交や通商があり、南でも閩や南漢と通婚している。
※この「呉越国の対外政策」の解説は、「呉越」の解説の一部です。
「呉越国の対外政策」を含む「呉越」の記事については、「呉越」の概要を参照ください。
- 呉越国の対外政策のページへのリンク