呂五十三型潜水艦とは? わかりやすく解説

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呂五十三型潜水艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/08 09:24 UTC 版)

呂五十三型潜水艦(L2型)
艦級概観
艦種 二等潜水艦
艦名
前級 呂五十一型潜水艦(L1型)
次級 呂五十七型潜水艦(L3型)
性能諸元
排水量 常備:893トン
水中:1,075.3トン
全長 70.59m
全幅 7.16m
吃水 3.94m
機関 ヴィッカース式ディーゼル2基2軸
水上:2,400馬力
水中:1,600馬力
速力 水上:17.3kt
水中:10.4kt
航続距離 水上:10ktで5,500海里
水中:4ktで80海里
燃料 重油
乗員 45名
兵装 短8cm高角砲1門
45cm魚雷発射管 艦首4門、舷側2門[1]
魚雷10本
備考 安全潜航深度:60m

呂五十三型潜水艦(ろごじゅうさんがたせんすいかん)は日本海軍潜水艦の艦級。L2型とも。同型艦4隻。

概要

L1型潜水艦の改良版で、艦形などに特に変更点はないが、L1型に比べると主機、電動機、電池を国産とし、電池の個数を変更するなどの改良が加えられている。

竣工後、舷側魚雷発射管は撤去され、居住性の向上が図られた。[1]

全部で4隻が建造され、竣工は1921年(大正10年)から翌年にかけて行われ、1940年(昭和15年)に退役した。戦果や戦歴は特にない。

同型艦

  • 呂号第五十三潜水艦
1921年(大正10年)3月10日竣工(三菱神戸)。当初の艦名は第二十七潜水艇[2]1924年(大正13年)11月1日呂号第五十三潜水艦に改称。1940年(昭和15年)4月1日除籍。
  • 呂号第五十四潜水艦
1921年(大正10年)9月10日竣工(三菱神戸)。当初の艦名は第二十八潜水艇[2]1924年(大正13年)11月1日呂号第五十四潜水艦に改称。1940年(昭和15年)4月1日除籍。
  • 呂号第五十五潜水艦 [I]
1921年(大正10年)11月15日竣工(三菱神戸)。当初の艦名は第二十九潜水艇[2]1924年(大正13年)11月1日呂号第五十五潜水艦に改称。1940年(昭和15年)4月1日除籍。
  • 呂号第五十六潜水艦 [I]
1922年(大正11年)1月16日竣工(三菱神戸)。当初の艦名は第三十潜水艇[2]1924年(大正13年)11月1日呂号第五十六潜水艦に改称。1940年(昭和15年)4月1日除籍。

脚注

  1. ^ a b 竣工後に舷側発射管は撤去される。ただし、これは呂53のみという説もある。(『写真 日本の軍艦 第12巻』p276より)
  2. ^ a b c d 大正13年11月1日付 海軍大臣官房 官房第3305号。

参考文献

  • 雑誌「丸」編集部『写真 日本の軍艦 第12巻 潜水艦』(光人社、1990年) ISBN 4-7698-0462-8
  • 海軍歴史保存会『日本海軍史』第7巻、第一法規出版、1995年。

関連項目





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