吸魂鬼 / ディメンター(Dementor)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 06:05 UTC 版)
「ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧」の記事における「吸魂鬼 / ディメンター(Dementor)」の解説
地上を歩く(実際には滑っているが、便宜上このように表現)生物のなかで、もっとも忌まわしきもののひとつといわれる。人間の心から発せられる幸福・歓喜などの感情を感知し、それを吸い取って自身の糧とする。眼のあるはずのところに口があり、そこから「吸魂鬼の接吻(ディメンターのキス)」と呼ばれているものを施す。口から魂を吸い取られた人間は死ぬわけではないが、抜け殻のようになり、記憶もなくなる。その影響力は凄まじく、吸魂鬼が周囲にいるだけで人間は活力を失う。とくに、ハリー・ポッターのように過去に悲惨な記憶を持つ者ほど、吸魂鬼の影響を受けやすく、吸魂鬼に幸福・歓喜の感情を吸い取られると、その悲惨な記憶がよみがえる。ハリーの場合はそのまま失神する。ただし、吸い取れるのは前述の感情のみで、それ以外の感情(妄執など)は吸い取れない。動物の感情も吸い取れないうえに、眼窩は存在するが目玉がないため目が見えず、動物もどきが動物に変身すると感情を吸い取れなくなる。
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