古川尹家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/02 09:16 UTC 版)
|
|
|
|---|---|
| 時代 | 室町時代後期 |
| 生誕 | 不詳 |
| 死没 | 不詳 |
| 別名 | 昌家 |
| 官位 | 正三位・参議 |
| 氏族 | 姉小路家(飛騨古川氏、小島家?)[1] |
| 父母 | 父:姉小路(古川)尹綱、母:姉小路家綱の娘か 養父:姉小路家綱?[1] |
| 兄弟 | 尹家、女子 |
| 子 | 基綱、女子(本願寺兼寿室) |
古川 尹家(ふるかわ まさいえ)は、室町時代後期の公卿・大名・歌人。参議・姉小路(古川)尹綱の子。名は古川 昌家とも記される。姉小路家(飛騨古川氏)当主。外祖父・姉小路家綱の養子となり、小島家の当主として活動していたとする説がある[1]。
概要
飛騨の乱で父・尹綱が敗死したことにより、尹家が斯波義教の援助を受けていたという。尹家は系図上は姉小路家綱(師言の父)の子となっている。家綱と尹家は実の父子関係とするには時間が開きすぎている上に、家綱の娘が尹綱に対して哀悼の歌を詠んでいることから、尹綱と家綱の娘は婚姻関係にあり、その間に生まれた尹家が家綱の養子となり、「小島尹家」として活動していたとする説がある[1]。
応永24年(1417年)従五位上に叙される。左近衛少将を経て、宝徳3年(1451年)に従三位に昇叙され公卿に列した。康正元年(1455年)正三位・参議に叙任されるが、参議任官当日に出家している。
官歴
注記のないものは『公卿補任』による。
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d 大薮海『室町幕府と地域権力』吉川弘文館、2013年。ISBN 9784642029179。国立国会図書館書誌ID: 025035679。
- ^ 『兼宣公記』
- 古川尹家のページへのリンク