卵と発生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/18 04:40 UTC 版)
卵は1つの卵嚢の中に1個の卵が含まれるもので、基本的にはコウイカ科のものと同じである。卵嚢はほぼ楕円形で、薄い透明な層が8-10枚重なった膜で包まれる。産卵直後の卵嚢は長径1.4-1.6mm、短径1.2-1.4mmで、発生が進むとやや大きくなる。発生は一般的なイカのそれと大差ない。 孵化は室温で産卵後13-17日程度。孵化直後の幼生の外套膜の長さは1.16-1.22mm、全長は2.30-2.44mm、卵黄はほとんど吸収し終えている。 幼生が外洋のプランクトンとして発見されることがあり、その理由は不明である。
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