十市皇女に関する神社・伝承など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 07:52 UTC 版)
「十市皇女」の記事における「十市皇女に関する神社・伝承など」の解説
十市皇女が埋葬されていると伝えられている比売塚に、1981年に「比売神社」が建てられ、現在もそこに祀られている。縁結びの神として遠方からの参拝客も多い。また比売塚の近所に赤穂神社があり、これを比売塚の拝殿であると考える人もいる。 筒森神社(千葉県夷隅郡大多喜町)は十市皇女を祀っている。壬申の乱に敗れた大友皇子に従って東国へ落ちのびた十市皇女は、そのとき妊娠中で、山を分け入ってこの地までたどりついたが、難産(流産)の末亡くなったので、哀れに思った里人の手で手厚く霊を弔いここに社を建てたとされ、安産の神とされている。 法興寺(千葉県いすみ市岬町岩熊)の伽藍跡の近くに「殿塚姫塚」と呼ばれる古墳があり、殿塚の方は高市皇子を祀ったものといわれていることから、もう一つの姫塚のほうに十市皇女が祀られていると考える人もいる。 千葉県木更津市近辺にも、十市皇女やその子らの墓といわれるものが残っている。 新宮神社(高知県南国市)には十市皇女の伝承が残っているというが、その伝承は秘められ続けている。
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