休屋
(十和田湖畔休屋 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/13 23:08 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動休屋(やすみや)は、青森県十和田市の地名。十和田市大字奥瀬字十和田湖畔休屋。神田川という小さな川を挟んで秋田県小坂町休平の地区が隣接している。
概要
十和田八幡平国立公園の十和田湖南部の湖畔にあり、ホテルなどの宿泊施設や土産物ほか、観光汽船乗り場、乙女の像などがある十和田湖の中心観光拠点である。
歴史
この地区には十和田神社が鎮座しており、江戸時代までは無雪期には参拝者が通っていた。そこは、神仏習合の霊山であり、北東北最大の山岳霊場であった。僧侶や修験者の山岳修行の場であり、民衆の信仰登山、聖地巡礼の場でもあった。巡礼者は解除川(はらいかわ・現在の県境である神田川)でみそぎを行った後、十和田御堂(現在の十和田神社)に至った。その頃は、この地域を桂平と言った[1]。
しかし、巡礼者は積雪期には里に戻っていた。この地区を初めて開拓をしたのは栗山新兵衛であった。1869年(明治2年)のことである。 彼以来、移住者が休屋や休平を開拓していった。十和田湖観光に力を入れたのは十和田湖にヒメマスを放流した和井内貞行の影響である。
周辺
テレビ中継局
- 当地にはテレビ中継局が置かれている。詳細は、十和田湖テレビ中継局を参照。
脚注
- ^ 『霊山十和田』、斉藤利男、文化出版、2018年
関連項目
外部リンク
- 休屋周辺 一般社団法人 十和田湖国立公園協会
- >> 「休屋」を含む用語の索引
- 休屋のページへのリンク