医学的介入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/07 00:55 UTC 版)
つわりは妊娠5週頃から出現し、16週頃には軽快するのが通常であるが、妊娠後期や出産直前まで続くケースもある。この期間は胎児の器官形成期であるため、安易な薬物投与は胎児奇形を招く(催奇性)リスクがある。日本における代表例として、1960年代のサリドマイドによる妊婦への副作用がある。吐き気止めとして用いられる消化管機能改善薬のメトクロプラミド(プリンペラン®)は催奇形性は確認されていないものの、妊娠第一期までの少量・短期間投与に留めるべきと考えられている。漢方薬が比較的安全に投与可能といわれており、よく利用されている。点滴治療では維持液にビタメジン、タチオンなどを加えることが多い。
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