北総開発鉄道7250形電車とは? わかりやすく解説

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北総開発鉄道7250形電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/21 17:17 UTC 版)

京成3200形電車 > 北総開発鉄道7250形電車
北総開発鉄道7250形7258編成

北総開発鉄道7250形電車(ほくそうかいはつてつどう7250がたでんしゃ)は、2003年から2006年まで北総鉄道(旧・北総開発鉄道)に在籍した通勤形電車京成電鉄からのリース車両であった。

7250形登場まで

北総では、1991年平成3年)3月の第2期線(高砂 - 新鎌ヶ谷間)開業時に伴う車両増備のうち、2編成16両は京浜急行電鉄から1000形の譲渡を受け、7150形として使用していた[1]。だが、老朽化のため代替することとなり、1995年9月から1998年2月にかけて京成3150形16両のリースを受けた7050形が登場した。以後、京成から16両のリース枠が充当されたが、7050形は車齢が高く、定期検査に掛かるコストを極力抑えることが主題となった。そのため、各車のリース期間は比較的短く、リース元の3150形が京成に在籍していた2001年(平成13年)4月までは、京成での新車導入で余剰となり、かつ定期検査期限に余裕のある3150形を新規にリースし、北総在籍の7050形で定期検査期限が近い車両を京成に返却して、営業運転に戻さずに廃車とした[2]。基本的に置き換えは4両編成1 - 2本単位で行なわれている。

リース枠のうち8両は2003年(平成15年)2月に、保守費低減の観点からVVVFインバータ制御車の3700形のリースを受けた7300形7808編成が充当された[3]。この編成は長期リースの予定である。そして残る8両は従来通り京成での経年形式車リースとして3200形8両のリースを受け、7250形とされた。

概要

2003年12月に7050形の代替として京成より3200形6M車をリースすることにより登場した。経年形式のリースのため、新車導入時に発生した余剰車で定期検査期限に余裕がある車両、もしくは車齢の浅い車両などを優先的に8両をリースすることにした。

リースに際しての改造などは、7050形と同様に帯色変更と改番・リースに伴う車両番号・社名ステッカーの貼付、停車駅予報装置の撤去、旧車両番号と社名文字プレートの撤去のみであるが、車号表記のフォントが変更されていた。

車両番号の付番は7251 - 7258の順で、東京都交通局都営地下鉄浅草線相互直通運転する各社局の慣例により編成名は南方(浦賀方)先頭車の車両番号から、7258編成と称した。当編成は8両固定編成で、在籍期間中は北総車では中間に乗務員室のある車両がなくなった。

本編成は車齢が40年を越しており老朽化も著しかったことから、2006年3月に京成に返却され、営業運転に戻らずに廃車になった。尚、引退の時点では日本最古の地下鉄直通車であった。 代替は京成3300形がリースされた7260形である。

編成表
 
浦賀
京成での
車両番号
3224 3223 3222 3221 3236 3235 3234 3233
北総での
車両番号
7258 7257 7256 7255 7254 7253 7252 7251

7260形との相違

本形式の返却以降、京成3300形1次車の3308・3316編成をリースした7260形が在籍しているが、この形式は、リースに先立ってC-ATSを設置(3316→7268と3305→7261のみ)した点が7258編成や7050形と異なるほか、種車が7250形は3200形、7260形は3300形であるため、側面種別・行先表示器の位置と前面貫通扉窓ガラス支持方式が異なる。一時期は同形式とされたが、記念切符に記されているように現在は区別されている。

脚注

  1. ^ この中には1960年昭和35年)製の4両が含まれており、20世紀末まで京成グループ各社の歴代車両としては車体寿命が最長であった。
  2. ^ 一部車両は北総在籍時に定期検査を施工している。
  3. ^ なお、7808編成導入より前に7050形の検査期限が切れてしまうことから、2002年夏に暫定的に京成3400形3408編成を京成の帯色のままリースを受けている。




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