北京地下鉄DK1型電車とは? わかりやすく解説

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北京地下鉄DK1型電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 05:09 UTC 版)

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北京地下鉄DK1型電車
2018年北京都市交通展覧会で展示されたDK1型001号
基本情報
製造所 長春軌道客車股份有限公司
主要諸元
編成 2M
軌間 1,435 mm
電気方式 直流 750 V第三軌条方式
最高運転速度 75 km/h
設計最高速度 80 km/h
起動加速度 3.0 km/h/s
減速度(常用) 3.6 km/h/s
減速度(非常) 4.7 km/h/s
編成定員 368人
車両定員 184人
自重 30t
編成重量 60t
編成長 2両
車体長 19,000 mm
車体幅 2,600 mm
車体高 3,600 mm
車体 普通鋼
主電動機 ZQ-76型直流直巻電動機直列4個
主電動機出力 76kw
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北京地下鉄DK1型電車(ペキンちかてつDK1がたでんしゃ)は、1967年北京地下鉄1号線用に製造された試験車。北京地下鉄の最初の車両と同時に、中国語圏で初の鉄道線用の電車[注釈 1]でもある。

概要

1号線の開業に先駆け、1967年に長春軌道客車股份有限公司で001・002号の2両1編成が製造された。モスクワ地下鉄Д型電車(ロシア語)に範をとった19m普通鋼製車体で、前面に貫通扉を備え、片側4箇所に扉が設けられている。その後開発された北京地下鉄DK2型電車では一転してより小型の片側3扉車体となり、北京地下鉄では1984年にM-1000型が投入されるまで4扉は長らく唯一の採用例となった。車内は固定式のクロスシートとなっている。

運用

上記の通り、北京地下鉄最初の車両として製造され、開業前の試験に使用されたが、車高がトンネル限界より90mmオーバーしたため営業路線には入線できず、走行試験は古城車両基地の構内で実施されたのみだった。1969年に北京地下鉄が開業した際には、本形式を母体として開発されたDK2が営業運転で使用されることとなった。 上記の車両限界に加え、車体の強度不足も判明したため程なく事業用としても使用されなくなり、長らく古城車両基地に放置されて荒廃していたが、2015年より修復が進められ[1]、2018年6月13日に開催された「北京都市交通展覧会」でうち1両が公開された[2][3][4][5][6]

編成

制御電動車001・002号の2両編成である。

脚注

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注釈

  1. ^ 台湾初は1976年のEMU100型、香港では1979年の地下鉄が開業したのが初めてである。



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