匍匐時の摂食
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/30 09:23 UTC 版)
これは小エビに対して行われた。底面を這う個体は頭巾を持ち上げて前方に広げていき、大きく広がったそれを底面に覆い被せる。それから底面に沿って絞り込んでいく。その際、前縁の触手状突起はエビを閉じこめるように内側に向いて蠢き、外側のそれは底面を探るように動く。その後頭巾を上に持ち上げ、上から下にと左右を合わせるように海水を絞り出してゆく。この時、2個体以上が入っている場合、1個体だけを中に取り込んで、他は排出する。頭巾が縮むにあわせ、口唇がすり鉢状にへこみ、そこへ頭巾が動いてエビを追い込む。エビは口に飲まれる。エビ1個体が飲み込まれるまでには2分 - 3分かかる。
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