勢漢始祖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/15 15:59 UTC 版)
金氏王統の始祖であり、金氏初代王の味鄒尼師今に至るまでの系譜として、『三国史記』新羅本紀・味鄒尼師今紀では、 金閼智―勢漢―阿道―首留―郁甫―仇道―味鄒 『三国遺事』金閼智脱解王代条では 金閼智―勢漢―阿都―首留―郁部―倶道(仇刀)―未鄒 としている。2世にあたる「勢漢」については、681年建立の文武王陵碑や935年建立の広照寺真澈大師宝月乗空塔碑文では「星漢」、939年建立の毗ル庵真空大師普法塔碑文(ルは田+盧)では「聖漢」として表れる新羅の始祖と同音異表記であり、金閼智とともに勢漢を始祖とする説も伝わっていたと考えられている。(→井上訳注1980 p.65)
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