勝又 健志 (かつまた けんじ、1981年 3月15日 - )は、競技麻雀 のプロ雀士。東京都 墨田区 出身、日本プロ麻雀連盟 (現在、同団体内での段位は八段)、EX風林火山 所属。
略歴
中学・高校時代(早稲田実業学校中等部・高等部 [ 1] )は剣道部 に所属しており、剣道三段[ 2] 。
大学時代は滝沢和典 ら若手プロの集まっていた神楽坂の雀荘「ばかんす」に入り浸っていた[ 3] 。
2000年、早稲田大学 在学中に日本プロ麻雀連盟 17期生としてプロデビュー[ 4] 。
デビューから6年でA2に駆け上がり、3年後には副業として塾講師も開始した[ 3] 。
2011年に第2回麻雀グランプリMAX にて優勝[ 5] 。
2014年度より同団体のA1リーグに昇級。その年早くも鳳凰戦決勝に進出するも大敗し、塾講師をやめた[ 3] 。
2015年度の鳳凰戦にて、前田直哉 、瀬戸熊直樹 、古川孝次 と歴代鳳凰位三名を相手にし優勝した。[ 6] 。
2016年に行われた第一回麻雀プロ団体日本一決定戦では、連盟の大将として出場し、9万点大トップをとるなど個人32人中4位の大活躍で逆転優勝に貢献した[ 7] 。
2018年8月7日に行われたMリーグ ドラフト会議にて、EX風林火山 から3位指名を受ける。
2018年11月20日のMリーグにおいて、ドラの暗槓をきっかけに三倍満(リーチ・一発・ツモ・海底・ドラ7)を和了。Mリーグにおける三倍満は史上初。
Mリーグ2020 ファイナルシリーズでは、個人4連勝を含む7戦5勝2着1回で274.2ptを獲得し、チームのセミファイナル4位からの逆転初優勝に大きく貢献した。
雀風はメンゼンを中心に、必要に応じて鳴きをいれる柔軟なスタイル[ 8] 。劣勢時も簡単にはベタオリせず、高度な読みを駆使して危険牌を通すことも少なくない。
巧みなゲームメイクと麻雀知能が非常に高いことから「麻雀IQ220 」「麻雀軍師 」という異名を持つ[ 1] 。
選手としてのみならず、解説者としても定評がある。自身が知らない競技の映像を見て、知らない人に伝わる解説の参考にしているとのこと[ 1] 。
連盟内でも実況が卓越しているため、Mリーグ公式実況の日吉辰哉 も実況について、勝又にアドバイスをもらっている[ 9] 。
変わった呼び方をするらしく白鳥翔 を鳥ちゃん、魚谷侑未 を魚ちゃんと呼ぶ。
飛行機が苦手。学生時代にオーストラリアへ行った際に海外製の機体で激しく揺れたのがトラウマとして残り、それからかなり間隔が空いて仕事で福岡へ向かう際に搭乗したが、1分毎に腕時計を見る程で全くダメだったと語っている。それが連盟の上層部に考慮された結果、過去3回外国で行われたリーチ麻雀世界選手権のメンバーにはいずれも入っていない。
主な成績
第2回 麻雀グランプリMAX 優勝
第32期 鳳凰戦 優勝
第3期 WRC-Rリーグ
Mリーグ成績
レギュラーシーズン成績
シーズン
チーム
半荘
個人スコア
最高スコア
4着回避率
連対率
トップ率
平均 着順
1着
1.5
2着
2.5
3着
3.5
4着
参照
Pt
順位
平均
点
順位
率
順位
2018-19
EX風林火山
26
15.9
11/21
0.6
57,900
――
0.85
3T/21
50.0%
19.2%
2.46
5
0
8
0
9
0
4
[ 10]
2019-20
EX風林火山
35
0.5
14/29
0.0
62,300
10/29
0.7143
18T/29
51.4%
25.7%
2.51
9
0
9
0
7
0
10
[ 11]
2020-21
EX風林火山
31
▲73.3
19/30
▲2.4
76,000
5/30
0.6774
24/30
48.4%
19.4%
2.65
6
0
9
0
6
0
10
[ 12]
2021-22
EX風林火山
23
197.1
8/32
8.6
50,500
25T/32
0.8261
7/32
56.5%
39.1%
2.22
9
0
4
0
6
0
4
[ 13]
2022-23
EX風林火山
23
241.3
5/32
10.5
61,200
15/32
0.9130
1/32
65.2%
26.1%
2.17
6
0
9
0
6
0
2
[ 14]
2023-24
EX風林火山
29
404.2
2/36
13.9
69,400
8/36
0.7586
17T/36
62.1%
41.4%
2.21
12
0
6
0
4
0
7
[ 15]
2024-25
EX風林火山
27
▲242.1
29/36
▲9.0
58,600
19/36
0.6667
27T/36
40.7%
25.9%
2.67
7
0
4
0
7
0
9
[ 16]
通算
194
15.9+0.5+-73.3+197.1+241.3+404.2+-242.1+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0 543.6
2.8020618556701 2.8
76,000
76.3%
53.1%
27.8%
2.43
54
0
49
0
45
0
46
個人賞は規定打荘数(20半荘)以上の選手が対象
着順の1.5、2.5、3.5は1着同着、2着同着、3着同着
2019年シーズンから最高スコアが表彰対象に
ポストシーズン成績
シーズン
チーム
半荘
個人スコア
最高スコア
4着回避率
連対率
トップ率
平着
1着
1.5
2着
2.5
3着
3.5
4着
Pt
平均
セミファイナルシリーズ
2020-21
EX風林火山
4
▲132.6
▲33.2
26,200
50.0%
25.0%
0%
3.25
0
0
1
0
1
0
2
2021-22
EX風林火山
8
▲50.4
▲6.3
63,700
75.0%
37.5%
12.5%
2.75
1
0
2
0
3
0
2
2022-23
EX風林火山
6
143.2
23.9
53,200
100%
50.0%
50.0%
2.00
3
0
0
0
3
0
0
2023-24
EX風林火山
3
123.1
41.0
36,200
100%
100%
66.7%
1.33
2
0
1
0
0
0
0
セミファイナル通算
21
-132.6+-50.4+143.2+123.1+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0 83.3
3.9666666666667 4.0
63,700
81.0%
47.6%
28.6%
2.43
6
0
4
0
7
0
4
ファイナルシリーズ
2018-19
EX風林火山
9
▲12.0
▲1.3
40,300
77.8%
55.6%
22.2%
2.44
2
0
3
0
2
0
2
2020-21
EX風林火山
7
274.2
39.2
47,600
85.7%
85.7%
71.4%
1.57
5
0
1
0
0
0
1
2022-23
EX風林火山
6
▲162.2
▲27.0
23,800
66.7%
16.7%
0%
3.17
0
0
1
0
3
0
2
2023-24
EX風林火山
6
▲138.7
▲23.1
31,000
66.7%
33.3%
0%
3.00
0
0
2
0
2
0
2
ファイナル通算
28
-12.0+274.2+-162.2+-138.7+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0+0 ▲38.7
-1.3821428571429 ▲1.4
47,600
75.0%
50.0%
25.0%
2.50
7
0
7
0
7
0
7
ポストシーズン通算
49
44.6 44.6
0.9 0.9
63,700
77.6%
49.0%
26.5%
2.47
13
0
11
0
14
0
11
出演
映画
著書
脚注
外部リンク
1980年代
1984 島田昭
1985 安藤満
1986 ロッキー堀江
1987 島田昭
1988 安藤満
1989 安藤満
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
日本プロ麻雀連盟 所属のプロ雀士によるリーグ戦。年の表示は年度。
麻雀最強戦 ファイナル出場(1回)
麻雀最強戦2016
開催日
大会名・出場資格
ファイナル出場
A卓出場者
B卓出場者
タイトルホルダー
現最強位
前田直哉
前年優勝者及び所定のタイトルホルダーにはファイナル出場権が与えられた
鳳凰位
勝又健志
最高位
近藤誠一
雀王
角谷ヨウスケ
十段位
藤崎智
RTDリーグ
多井隆晴
2016/3/12
女流プロ代表決定戦 下克上血戦
菅原千瑛
和久津晶
清水香織
豊後葵
菅原千瑛
高宮まり
石田亜沙己
東城りお
二階堂亜樹
2016/4/12
男子プロ代表決定戦 世代抗争勃発
猿川真寿
荒正義
土田浩翔
猿川真寿
鈴木達也
金子正輝
伊藤優孝
佐々木寿人
山井弘
2016/5/20
著名人代表決定戦 麻雀代理戦争
堀江貴文
綾辻行人
たかし
ヒデオ銀次
堀江貴文
押川雲太朗
加賀まりこ
福本伸行
本郷奏多
2016/3/17
プレミアトーナメント(4大会優勝者による決勝戦)
無法の哭き
小林剛
江崎文郎
石橋伸洋
朝倉康心
小林剛
じゃい
小倉孝
鈴木たろう
須田良規
2016/4/28
修羅の道
渋川難波
石井一馬
中嶋和正
二階堂亜樹
山口大和
白鳥翔
忍田幸夫
池沢麻奈美
2016/5/12
豪傑大激突
瀬戸熊直樹
藤崎智
滝沢和典
望月雅継
小島武夫
森山茂和
鈴木達也
加藤哲郎
2016/6/2
極限の攻戦
前原雄大
和久津晶
鈴木優
森下剛任
佐々木寿人
井出康平
村上淳
山井弘
2016/6/25
女流プロ代表決定戦 激突タイトルホルダー
茅森早香
和泉由希子
茅森早香
石井あや
魚谷侑未
佐月麻理子
大平亜季
童瞳
宮内こずえ
2016/7/24
男子プロ代表決定戦 因縁の対決
阿部孝則
阿部孝則
瀬戸熊直樹
藤崎智
河野高志
前原雄大
谷井茂文
古川孝次
多井隆晴
2016/8/27
歴代最強位
沢崎誠
小島武夫
鈴木たろう
水沼利晃
沢崎誠
片山まさゆき
森山茂和
福田聡
藤田晋
2016/9/11
全日本プロ
近藤千雄
日向杏介
東谷達矢
弘中栄司
吾妻さおり
本多大将
新谷翔平
中村庸人
近藤千雄
2016/10/8
サイバーエージェントカップ
古橋崇志
古橋崇志
内川幸太郎
坂井秀隆
石井一馬
白鳥翔
矢島亨
日向藍子
水口美香
2016/10/30
アマチュア最強位
稲波崇
各予選突破者15名に前年アマチュア最強位を加えた16名によるトップ取りトーナメント
A卓
1位
勝又健志
2位
菅原千瑛
3位
堀江貴文
4位
猿川真寿
B卓
1位
角谷ヨウスケ
2位
阿部孝則
3位
古橋崇志
決勝
4位
茅森早香
東
勝又健志
11,800
南
角谷ヨウスケ
900
C卓
西
近藤千雄
46,100
1位
近藤千雄
北
多井隆晴
41,200
2位
小林剛
3位
近藤誠一
4位
沢崎誠
D卓
1位
多井隆晴
2位
前田直哉
3位
藤崎智
4位
稲波崇