加藤竜馬 (野球)とは? わかりやすく解説

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加藤竜馬 (野球)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/28 14:24 UTC 版)

加藤 竜馬
中日ドラゴンズ #201
基本情報
国籍 日本
出身地 岡山県苫田郡加茂町(現:津山市[1]
生年月日 (1999-05-13) 1999年5月13日(25歳)
身長
体重
185 cm
100 kg
選手情報
投球・打席 右投両打
ポジション 投手外野手
プロ入り 2023年 ドラフト6位
年俸 655万円(2025年)[2]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

加藤 竜馬(かとう りゅうま、1999年5月13日 - )は、岡山県苫田郡加茂町(現:津山市)出身のプロ野球選手外野手育成選手)。右投両打。中日ドラゴンズ所属。

経歴

プロ入り前

大阪偕星学園高等学校に進学後、2年夏から投手に転向した[3]。高校時代は甲子園大会出場はなく、3年夏は大阪大会4回戦で大冠に敗れた[4]。2学年上に姫野優也がいた。

高校卒業後は亜細亜大学へ進学。2年時に腰痛の手術を受けるなど身体の不調に苦しみ、野球を辞めることも考えていたが、姉や小学校時代の恩師の激励もあり思いとどまった[5]。4年春にリーグ戦初登板したが[6]、大学時代を通して目立った実績はなかった[7]。同学年に松本健吾岡留英貴、1学年下に田中幹也青山美夏人松本晴、2学年下に草加勝がいる。

その後は東邦ガスへ入社。右肘のクリーニング手術を受けるなど怪我に苦しんだが、最速154km/hを計測するなど注目を集めた[5]

2023年10月26日に開催されたドラフト会議にて、中日ドラゴンズから6位指名を受け[7]、11月26日に契約金3500万円、年俸720万円で仮契約を結んだ[8]。背番号は96[9]

中日時代

2024年は春季キャンプこそ一軍スタートだったものの、右肘の違和感に伴い途中より二軍調整となり、シーズン中を含めそのまま一軍に昇格することはなかった。ウエスタン・リーグでは9試合に登板して防御率6.48と結果を残すことができず、オフには育成契約および、夏場より当時の二軍監督である井上一樹より打診されていた野手転向を前提とした戦力外通告を受けた[10]。11月15日に育成選手として契約更改を行った[11]。背番号は201に変更となった[12]

選手としての特徴・人物

身長185cm、体重99kgという恵まれた体格で、カット気味に変化する最速154km/hのストレートが持ち味[8]。自らの投球スタイルを「力配分を考えずに投げる方が得意」と語っている[13]

身体能力が高く、50メートル走5秒9の俊足を誇る。高校3年秋には野球部のチームメイト3人とともに立命館大学アメリカンフットボール部のセレクションに参加。40ヤード走のタイムで他の参加者を大きく上回り、特待生として勧誘を受けた[14]。野球を続けるかアメフト転向するかで悩んだが、既に亜細亜大学への進学が決まっていたことや、プロ野球選手になりたいという目標があったため断っている[15]

打球速度が速く、大谷翔平に匹敵する180km/hを記録するパワーがある[16]

中日入団時の背番号96は自ら希望したもので、トレバー・バウアーにあやかったものであった[13]。加藤は「(バウアーの)自分の感情を真っ直ぐに表現する姿が好き」と語っている[13]

詳細情報

背番号

  • 96(2024年)
  • 201(2025年 - )

脚注

  1. ^ 創志学園出身の草加勝投手が中日から1位で指名「(阪神・西純矢投手に)少しは近づけたかな」 中日からは津山市出身の加藤竜馬投手も指名 岡山」『KSB瀬戸内海放送』2023年10月27日。2023年11月30日閲覧
  2. ^ 中日 - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年12月27日閲覧
  3. ^ 加藤竜馬」『週刊ベースボールONLINE』。2023年11月30日閲覧
  4. ^ 大阪大会 7月26日のスコア - 第99回全国高校野球選手権 地方大会」『日刊スポーツ』2017年7月26日。2023年11月30日閲覧
  5. ^ a b 「ピンチの場面でも、ずばずば投げていきたい」中日6位の加藤竜馬、直球武器に名古屋沸かせる【ドラフト会議】」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2023年10月26日。2023年11月30日閲覧
  6. ^ プロ注目の亜大・加藤竜馬が公式戦初の大台151キロをマーク」『デイリースポーツ online』2023年11月30日。2023年11月30日閲覧
  7. ^ a b 中日は5位でBCリーグ茨城の土生翔太投手、6位で東邦ガスの加藤竜馬投手を指名【ドラフト会議】」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2023年10月26日。2023年11月30日閲覧
  8. ^ a b 中日6位指名・加藤竜馬、飛び込み営業で培った『肝っ玉』生かす!「ゆくゆくは抑えとしてやっていきたい」」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2023年11月27日。2023年11月30日閲覧
  9. ^ 【中日】ドラフト1位・草加勝の背番号は「14」 昨年まで谷元、過去には板東英二、今中慎二、朝倉健太…2位の津田は「27」」『中日スポーツ 東京中日スポーツ』2023年12月14日。2023年12月18日閲覧
  10. ^ 中日・加藤竜馬投手に戦力外通告 野手として育成再契約へ 転向の打診は「夏場に井上監督からありました」」『中日スポーツ 東京中日スポーツ』2024年10月29日。2024年11月4日閲覧
  11. ^ 【中日】1年目・加藤竜馬が野手転向で育成契約締結「長距離打者として試合に出られるように」」『スポーツ報知』2024年11月15日。2024年12月27日閲覧
  12. ^ 中日が来季の背番号・登録名変更を発表 根尾昂「7」→「30」、福永裕基「68」→「7」、カリステ「99」→「4」 龍空は「土田龍空」に」『サンケイスポーツ』2024年12月16日。2024年12月27日閲覧
  13. ^ a b c DeNAバウアーの背番号「96」を希望、中日ドラフト6位の加藤竜馬「力配分を考えずに投げる方が得意」と中継ぎ適性」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2023年11月12日。2024年1月1日閲覧
  14. ^ アメフトなら立命大特待生「正直、迷った」…中日ドラフト6位・加藤竜馬、驚がくフィジカルエピソード」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2023年11月11日。2023年11月30日閲覧
  15. ^ 中日6位指名の東邦ガス・加藤竜馬「ずっとプロの世界でやりたいと思っていた」指名あいさつ受け抱負「これからが勝負」」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2023年11月10日。2023年11月30日閲覧
  16. ^ 【中日】「打球速度180キロと大谷翔平選手並み」加藤竜馬が野手転向決断 23年ドラ6で加入」『日刊スポーツ』2024年10月29日。2024年12月27日閲覧

関連項目

外部リンク




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