前辞反復
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/05/11 14:15 UTC 版)
前辞反復(ぜんじはんぷく、Anadiplosis)とは、文または節の最後にある語または句が、次の文または節の最初で繰り返される修辞技法のこと。より一般的には、強調のための修辞的な繰り返しを指す。「Anadiplosis」の語源はギリシャ語で意味は「背中を重ねること」。
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例
- The Isles of Greece, the Isles of Greece, where burning Sappho loved and sung
- (ギリシャの島々、ギリシャの島々、そこは輝くサッポーが愛し歌ったところ)
- -- ジョージ・ゴードン・バイロン
- 忽聞海上有仙山,山在虛無縹緲間
- -- 『長恨歌』
- 雨は 今宵も 昔 ながらに、昔 ながらの 唄を うたつてる。
- -- 中原中也『夜更の雨』
他の使い方
「Anadiplosis」という語は古代の医学用語でもあった。意味は、発作の反復である。同じことを何人かの著作家たちは「Epanalepsis」と呼んでいる。
関連項目
参考文献
- This article incorporates content from the 1728 Cyclopaedia, a publication in the public domain.
- Corbett, Edward P.J. Classical Rhetoric for the Modern Student. Oxford University Press, New York, 1971.
- Smyth, Herbert Weir (1920). Greek Grammar. Cambridge MA: Harvard University Press, p. 673. ISBN 0-674-36250-0.
外部リンク
前辞反復
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「反復法 (修辞技法)」の記事における「前辞反復」の解説
詳細は「前辞反復」を参照 前の文または節の最後の言葉を、次の文または節の最初で反復させること。
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前辞反復と同じ種類の言葉
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