分類の経過
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 08:07 UTC 版)
近縁な群としてケマンソウ亜科(コマクサ、ムラサキケマンなど)があり、これはケマンソウ(キケマン)亜科として含める(新エングラー体系)。クロンキスト体系ではこの広義ケシ科をケシ目としている。現在のAGPIIIではケシ科に含めている。 花の形態が、キンポウゲ科に類似する(子房が多数の心皮からなり雄蘂も多数ある)ものと、フウチョウソウ科やアブラナ科に類似する(雄蘂が少数で子房が2心皮からなる)ものがあるため、ケシ科はこれら2つの群を進化的に結ぶものと考えられてきた(そのため新エングラー体系ではアブラナ科などもケシ目に入れている)。しかし近年の分子系統学的研究から、アブラナ目とは直接は関係ないことが明らかになり、APG植物分類体系ではケシ科をキンポウゲ目に入れている。現行ではモクレン亜綱ケシ目ケシ科で、ケマンソウ亜科などが入る。
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