凍った海と斧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/27 01:53 UTC 版)
2006年10月30日にプラハで行われた「フランツ・カフカ賞」授賞式で読み上げた挨拶。英語で書かれた元の原稿を日本語に訳したものである。タイトルは、フランツ・カフカが1904年1月27日に友人のオスカー・ポラック宛に書いた手紙からとられている。カフカはそこで「思うのだが、僕らを噛んだり刺したりする本だけを、僕らは読むべきなんだ。本というのは、僕らの内なる凍った海に対する斧でなくてならない」と書いた。村上は「それこそがまさに、僕が一貫して書きたいと考えてきた本の定義になっている」と述べている。
※この「凍った海と斧」の解説は、「村上春樹 雑文集」の解説の一部です。
「凍った海と斧」を含む「村上春樹 雑文集」の記事については、「村上春樹 雑文集」の概要を参照ください。
- 凍った海と斧のページへのリンク