円乗院 (さいたま市)とは? わかりやすく解説

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円乗院 (さいたま市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/27 08:23 UTC 版)

円乗院
所在地 埼玉県さいたま市中央区本町西1-13-10
位置 北緯35度52分55秒 東経139度37分13秒 / 北緯35.88194度 東経139.62028度 / 35.88194; 139.62028座標: 北緯35度52分55秒 東経139度37分13秒 / 北緯35.88194度 東経139.62028度 / 35.88194; 139.62028
山号 安養山
院号 円乗院
宗派 真言宗智山派
本尊 五大明王
創建年 建久年間(1190年 - 1199年
開基 畠山重忠
中興年 慶長年間(1596年 - 1615年
中興 賢明
札所等 北足立八十八ヵ所 第1番
公式サイト 圓乘院
法人番号 2030005000024
円乗院
円乗院 (埼玉県)
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円乗院(えんじょういん)は、埼玉県さいたま市中央区にある真言宗智山派寺院

歴史

建久年間(1190年 - 1199年)、畠山重忠の開基である[1]

元々は武蔵国足立郡道場村(現・同市桜区道場)に位置していたが、慶長年間(1596年 - 1615年)に賢明により現在地に移転した[2]

1749年寛延6年)に「談林格」の寺格を得ており、当地における真言宗の中心寺院であった[1]

当寺の地蔵堂の中に「送り地蔵」と呼ばれる地蔵菩薩像がある。大宮宿で泥酔していた武士を見守っていたという地蔵で、武蔵国足立郡小村田村(現・同市中央区本町東)の在林寺に安置されていたが、明治初期の廃仏毀釈で廃寺となり、後に当寺に移された。室町時代前期の作という[2]

境内

境内は写真撮影が禁止されていて、公式サイト[1]のほか、その旨の看板が仁王門(入口)脇に設置されている。

  • 本堂 - 1926年落成
  • 多宝塔 - 1981年5月17日落慶
  • 五大尊
  • 仁王門 - 1992年建立
  • 二天門 - 1992年建立
  • 安養の館
  • 十三仏堂
  • 万霊塔 - 1992年改築
  • 大日堂
  • おとしより幸福観音・ぼけ封じ観音
  • 千代桜 - エドヒガンの変種(シダレザクラ)。

文化財

  • 圓乘院けまん(さいたま市指定有形文化財 昭和42年4月21日指定)[3]
  • 圓乘院朱印状(さいたま市指定有形文化財 昭和56年2月13日指定)[4]
  • 圓乘院の千代桜(さいたま市指定天然記念物 昭和39年1月13日指定)[5]

交通アクセス

脚注

  1. ^ a b 円乗院さいたま観光国際協会
  2. ^ a b 青木義脩、丹治健蔵 著『埼玉ふるさと散歩(浦和市・与野市)』さきたま出版会、1992年、150-151p
  3. ^ 圓乘院けまんさいたま市
  4. ^ 圓乘院朱印状さいたま市
  5. ^ 圓乘院の千代桜さいたま市

参考文献

  • 青木義脩、丹治健蔵 著『埼玉ふるさと散歩(浦和市・与野市)』さきたま出版会、1992年

外部リンク




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