円の王子たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/05 03:52 UTC 版)
円の支配者: 誰が日本経済を崩壊させたのか | ||
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著者 | リチャード・ヴェルナー(英語版) | |
発行元 | ![]() ![]() |
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国 | ![]() ![]() |
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言語 | 日本語 英語 ドイツ語 |
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『円の支配者: 誰が日本経済を崩壊させたのか 』(英:The Princes of the Yen – Japan's Central Bankers and the Transformation of the Economy)は、ドイツ人の金融・開発経済学者リチャード・ヴェルナーによる著作である[1][2]。
遍歴
ヴェルナーは1990年代から2000年代初頭にかけて日本に滞在し、日本銀行および当時の大蔵省で客員研究員を務め、上智大学で教授として講義を行った。
2001年、ヴェルナーは『円の支配者』を草思社から日本語で出版した。
2003年、ニューヨーク州アーモンクの学術出版社M.E.Sharpe(英語版 、後にラウトレッジに吸収)から英語版が出版された。
2016年、完成されていなかった最終章を含む英語版が、ロンドン、ウィンチェスターのQuantum Publishersから出版された。
内容
本書は、いわゆる「失われた10年」の背後にあるマクロ経済的な推進要因を調査したものである。日本経済は数十年にわたる高度経済成長を経験した後のこの時期に低調な経済成長を示したが、本書の目的は、日本および世界の中央銀行家による表立たない駆け引きを明らかにすることであった[1][2]。
映像化
本書は、マイケル・オズワルドが脚本・監督を務め、Spider's Web Filmsから公開された同名のドキュメンタリー映画の基盤となった[3]。
関連項目
脚注
- ^ a b “Princes of the Yen: How Japan's Central Bankers Engineered their Country's Boom and Bust” (英語) (2015年2月19日). 2025年9月5日閲覧。
- ^ a b “Pulling away the curtains from the 'Princes of the Yen'” (英語) (2003年8月10日). 2025年9月5日閲覧。
- ^ “Prince of yen” (英語) (2014年11月5日). 2025年9月5日閲覧。
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