八色の姓制定以前
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/17 23:02 UTC 版)
臣の姓を称した氏族には、蘇我氏、巨勢氏(巨瀬・許勢)、紀氏、平群氏、葛城氏、波多氏、阿部氏、穂積氏等がある。また、地方でも有力な豪族に対しては臣の姓を名乗ることが許されている。これらの豪族は主に奈良盆地周辺の地名を氏の名としていることから、臣の姓はもとは皇室に従属し、ともに連合政権(ヤマト王権)を形成した畿内周辺の豪族に与えられたものと考えられている。臣の姓を名乗る氏族の中で最も有力な者を大臣(おおおみ)と呼び、国政を預けられた。一方連(むらじ)の姓を名乗る氏族の中で最も有力なものを大連(おおむらじ)と呼んだ。
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