八九式実包のその後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/05/14 00:49 UTC 版)
「八九式普通実包」の記事における「八九式実包のその後」の解説
1933年(昭和8年)から1934年(昭和9年)にかけて、八九式旋回および固定機関銃弾薬として、九二式重機関銃弾薬と兼用である九二式徹甲実包、九二式焼夷実包、九二式曳光実包の仮制式制定が上申され、これに伴い八九式徹甲実包、八九式焼夷実包、八九式曳光実包は既製品に限り使用し、新規に生産しないこととなった。なお、九二式普通実包は八九式旋回および固定機関銃弾薬としては採用されなかったため、八九式普通実包の生産は段階的に規模を縮小しながらも継続して行なわれた。 1940年(昭和15年)に行なわれた弾薬統制により、九二式重機関銃弾薬は無起縁式となったが、航空機上で使用される八九式旋回および固定機関銃弾薬は、作動の確実性を期すため半起縁式のまま生産が継続された。このため、一部の弾種には無起縁式のものと半起縁式のものが混在することとなり、しばしば補給に混乱を来すことがあった。
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