免疫系との関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 07:55 UTC 版)
酪酸菌は酪酸を大腸管腔に放出するが、一部はパイエル板においてマクロファージを活性化する。このマクロファージは未分化のT細胞を調節性T細胞(Treg)への分化を誘導し、全身の免疫の過剰を抑制する。従って酪酸菌優位な腸内環境は全身の免疫系を調節する能力があると考えられている。この作用により、I型アレルギーやリウマチや骨粗鬆症などに対して予防または治療効果があると期待されている。
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