健康補助食品としての利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 05:58 UTC 版)
「アガリクス」の記事における「健康補助食品としての利用」の解説
世界各地に自生地があるが、日本で主に栽培されている系統は、ブラジル原産の Agaricus blazei Murrill(和名カワリハラタケ)と呼ばれていた系統である。ブラジルより種菌が日本に持ち込まれ、1970年代後半から日本で人工栽培され、最初ヒメマツタケとして販売が始まった。 その後いくつかの研究機関から抗腫瘍効果(免疫療法)や血糖値降下作用等が報告され、注目が高まった。かつては非常に高価であったが、1990年代に栽培方法が確立され手に入りやすい存在となった。1990年代中頃より、いわゆるアガリクスブームが始まり、サプリメントとして乾燥キノコや抽出エキス等が販売されるようになり、日本国内で300億円以上とも言われる巨大な市場を形成した。 そして、「アガリクスによって『癌が治った!』」というような本も多数出版されたが、こうした本の多くはいわゆるバイブル商法で用いられる「バイブル本」であり、表現の自由との狭間で問題を提起するきっかけとなった。
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