佐野広明_(陸上選手)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 佐野広明_(陸上選手)の意味・解説 

佐野広明 (陸上選手)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 10:05 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
佐野 広明
選手情報
フルネーム さの ひろあき
ラテン文字 Hiroaki SANO
国籍 日本
競技 陸上競技
種目 長距離走
所属 Honda
大学 麗澤大学
生年月日 (1988-02-28) 1988年2月28日(33歳)
出身地 日本
静岡県浜松市
5000m 13分45秒32
10000m 28分43秒61
ハーフマラソン 1時間02分40秒
マラソン 2時間09分12秒
編集 

佐野 広明(さの ひろあき、1988年2月28日 - )は、静岡県浜松市出身の元陸上競技選手。専門は長距離走静岡県立浜北西高等学校麗澤大学卒業。Honda陸上競技部に所属した。

人物・略歴

浜北西高校時代は5000mで東海大会までは出場したが全国区の選手ではなかった。3年次の2005年第6回静岡県市町対抗駅伝競走大会では、町村の部の第4区(5.81km、ジュニアA男子区間)に出場している[1]

大学は箱根駅伝に出場経験のない麗澤大学に進学した。箱根駅伝予選会には4年連続で出場。本戦出場に導くことはできなかったが、佐野自身は3年次の第85回大会予選会で個人46位と結果を残し、関東学連選抜の一員に選ばれた。本戦では最終10区を担当、区間2位の好走で12位から9位まで順位を押し上げゴール。佐野の活躍により、関東学連選抜が10位以内に入ったため、第86回大会の予選会からの出場枠は1枠増となった[2]。4年次の予選会でも個人43位と好走し2年連続で関東学連選抜にメンバー入り。再び10区にエントリーされたが当日エントリー変更され走ることはできなかった。

大学卒業後はHonda陸上競技部に所属。不調に苦しむことも多かったが、2013年2月に初マラソンとして出場した延岡西日本マラソンにて、2時間12分14秒の記録でいきなりの優勝を飾る。その後は日本代表を目指しマラソンに積極的に取り組む。

2015年2月の東京マラソンでは30km過ぎまでトップグループでレースを進め、自身初のサブテンとなる2時間09分12秒で9位。日本歴代6位のタイムで7位入賞した今井正人トヨタ自動車九州)に次ぐ日本人2位となり、同年8月の世界陸上北京マラソン日本代表選考対象となった[3]。結果的には代表選出はならなかったものの、びわ湖毎日マラソンで日本人1位となり代表に選出された前田和浩九電工)が同大会で記録した2時間11分46秒より、佐野のタイムは2分30秒以上優っていた[4]。なお、残りの代表2枠に選出されたのは東京マラソン日本人1位の今井と、2014年12月の福岡国際マラソンで日本人1位となったHondaの同僚・藤原正和であった。

東京マラソンでの好成績により、日本陸連が組織するナショナルマラソンチーム加入の打診があったが、川内優輝とともにこれを辞退した[5] 。奇しくもナショナルチーム加入を辞退した2人は、第85回箱根駅伝において関東学連選抜チームで活躍した同志であり、学生時代から独自の道で練習を積み上げてきた選手であった。

2017年9月にベルリンマラソンに出場し、2時間11分24秒で7位となった。

2019年度をもって現役を引退。

自己ベスト・記録

自己ベスト

記録

脚注

  1. ^ 第6回しずおか市町対抗駅伝記録室 静岡県市町対抗駅伝競走大会公式サイト
  2. ^ 選手詳細情報:佐野広明 箱根駅伝オフィシャルサイト
  3. ^ 世界選手権へ望みも… 佐野 日本人2番手9位 東京新聞 2015年2月23日閲覧
  4. ^ しかし、びわ湖毎日マラソンは雨が降りしきる悪天候での開催であった。
  5. ^ [1] マラソン・ナショナルチームに今井ら 川内は辞退 - 陸上 : 日刊スポーツ

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「佐野広明_(陸上選手)」の関連用語

佐野広明_(陸上選手)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



佐野広明_(陸上選手)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの佐野広明 (陸上選手) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS