伸張反射の作用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/28 05:53 UTC 版)
筋の長さを一定に保つ負帰還回路(negative feedback loop)の作用とみなされる。つまり「負荷の増大→筋が伸ばされる→筋紡錘が変形→Ⅰa線維の発射が増大→伸張反射が起こる→伸張された筋が収縮する→筋は負荷に対して短縮する→増大した筋紡錘からの発射とそれによる伸張反射が筋の短縮とともに減弱する→筋の長さが復元したところで平衡状態となる」という過程を辿る。負荷が減少した際は逆の変化が起こる。この作用により、筋緊張を維持し、筋の長さ(=関節位)を反射性に制御し、姿勢や肢位の保持をする。また、これらはα-γ連関が関与するとされる。
※この「伸張反射の作用」の解説は、「筋緊張」の解説の一部です。
「伸張反射の作用」を含む「筋緊張」の記事については、「筋緊張」の概要を参照ください。
- 伸張反射の作用のページへのリンク