伊那谷における評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/10 00:54 UTC 版)
伊那谷の人士は、俳句作品ばかりでなく、井月の墨書、筆跡も珍重していた。「芭蕉に似た趣のあるばかりか、光悦などのある特殊な作をさへ偲ばせる高雅な書品」(下島勲の評)。特に井月は松尾芭蕉の『幻住庵記』(約1300字)を暗記しており、ある紺屋の店先で、酒を飲みながら唐紙4枚に何の手本も無く、1000字以上をしたためたという。この『幻住庵記』の筆跡を見た芥川龍之介は「入神と称するをも妨げない」と評した。
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