京都映画賞とは? わかりやすく解説

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京都映画賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/19 00:19 UTC 版)

京都映画賞
受賞対象 京都ゆかりの映画・製作スタッフ
会場 京都文化博物館(第2回以降)
日本
主催 京都映画賞実行委員会
報酬 トロフィー
賞金10万円
初回 2022年度
最新回 2024年度
初代受賞者 映画 太陽の子(作品賞)
最新受賞者 碁盤斬り(作品賞)
公式サイト https://filmaward.kyoto/

京都映画賞(きょうとえいがしょう、KYOTO FILM AWARD)は、京都映画賞実行委員会による京都映画賞

概要

映画のまち・京都」である京都の映画文化の振興と継承を図るため[1]京都市で2022年9月に創設された賞[2]

主催する京都映画賞実行委員会は、京都市や京都市観光協会のほか、アスミック・エース角川大映スタジオ松竹撮影所東映東宝吉本興業ホールディングス等によって構成されており、2025年現在、京都市長松井孝治が実行委員長を務めている[1]

賞の贈呈のほか、野外映画鑑賞会「京都シネマスクエア」の実施なども行っている[3]

賞の種類

作品賞
京都ゆかりの優れた映画作品を選出、顕彰する。題材、舞台、撮影、ロケ地が京都であり、対象期間[注 1]中に1週間以上有料劇場公開された劇映画等の長編実写映画を対象都市、京都映画賞会員の投票によって、受賞作1作品を決定する[4]
優秀スタッフ賞
京都にゆかりのある映画等の映像製作スタッフを顕彰する。実行委員会委員からの推薦で候補者リストを作成し、審査委員会の選考によって複数名決定する。受賞者の功績・仕事内容にスポットを当てて発信することで、京都の映画業界の担い手の継承につなげる目的がある[4]
奨励賞
京都で映画を撮りたい新鋭監督を奨励する。第3回時点でも「内容を検討中」とされており、受賞者はいない[4]

各賞受賞者にはトロフィーと副賞10万円が贈られる。トロフィーは京友禅の技術を活用した金彩ガラスによって制作される[5]

歴代受賞作品・受賞者

第1回(2022年度)

  • 作品賞:『映画 太陽の子』(2021年8月6日公開)
  • 優秀スタッフ賞:江原祥二(撮影)、大村弘二(かつら・美粧)、森脇清隆(映像文化振興/学芸員)

第2回(2023年度)

  • 作品賞:『わたしの幸せな結婚』(2023年3月17日公開)
  • 優秀スタッフ賞:石原興(撮影監督)、太田米男(映画復元、保存)、杉本崇(照明)
  • 京都映画賞特別功労賞:中島貞夫 - 当映画賞立ち上げに多大な功績、実行委員会特別顧問としての助言

第3回(2024年度)

会員

「京都」「映画」を愛する人々によるメンバーシップ。京都映画賞会員には年齢や京都在住の有無にかかわらず、無料で登録できる。会員になれば作品賞の投票に参加できるようになる[6]

名誉会員

名誉会員(アンバサダー[7])として京都に所縁のある俳優が複数名就任している[8]

脚注

注釈

  1. ^ 前年10月から当年9月。ただし、第1回のみ前年4月から。

出典

  1. ^ a b 京都映画賞とは」『京都映画賞』。2025年3月14日閲覧
  2. ^ 京都市:第3回京都映画賞(「作品賞」及び「優秀スタッフ賞」)の決定、真田広之氏への感謝状の贈呈並びに表彰式の開催京都市、2025年1月20日。2025年3月14日閲覧
  3. ^ 野外上映会」『京都映画賞』。2025年3月14日閲覧
  4. ^ a b c 作品賞・優秀スタッフ賞」『京都映画賞』。2025年3月14日閲覧
  5. ^ 2022年度受賞作品・受賞者」『京都映画賞』。2025年3月14日閲覧
  6. ^ 京都映画賞会員」『京都映画賞』。2025年3月14日閲覧
  7. ^ 京都映画賞の概要について (PDF)。2025年3月14日閲覧
  8. ^ 名誉会員」『京都映画賞』。2025年3月14日閲覧
  9. ^ a b c d 2022年度表彰式表彰式・上映会 開催レポート」『京都映画賞』。2025年3月14日閲覧
  10. ^ a b c 2023年度表彰式表彰式・上映会 開催レポート」『京都映画賞』。2025年3月14日閲覧
  11. ^ 吉岡里帆、地元の京都映画賞名誉会員に就任「寂しいニュースもありましたが…」と思い明かす」『日刊スポーツ』日刊スポーツ新聞社、2024年3月27日。2025年3月14日閲覧

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