二階堂平法と「心の一方」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/03 03:34 UTC 版)
「松山主水」の記事における「二階堂平法と「心の一方」」の解説
祖父・主水は父祖から伝わる二階堂流剣術を発展させて二階堂平法を創始したという。二階堂流は、鎌倉幕府の評定衆で美濃稲葉城主であった二階堂氏が中条流を学んで開いたとも、また一説には念流の祖、念阿弥慈恩の門人である二階堂右馬助が興したともいわれている。二階堂平法は、初伝を「一文字」、中伝を「八文字」、奥伝を「十文字」とし、これら「一」「八」「十」の各文字を組み合わせた「平」の字をもって平法と称した。 また、奥伝以外に「心の一方」あるいは「すくみの術」の秘術があり、いまでいう瞬間催眠術のようなものであったらしい。この術にかかった者は、金縛りにあったように身動きができなくなったという。主水大吉は、12歳のときから祖父に師事し、これら秘伝のことごとくを伝授された。
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