二重否定の除去
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/01 17:54 UTC 版)
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演繹の推論規則 |
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命題計算 |
モーダスポネンス |
述語計算 |
存在例化 |
論理学、特に命題論理において、二重否定の除去(にじゅうひていのじょきょ、英: double negation elimination)および二重否定の導入(にじゅうひていのどうにゅう、英: double negation introduction)は、いずれも推論の種類の一つである。形式的には、いわゆる二重否定に相当する「連続した2つの否定作用素」を追加(二重否定の導入)したり削除(二重否定の除去)したりする操作を論理式に施すことである。古典論理においてはいずれも妥当な推論であるが、直観主義論理において二重否定を除去できない場合があるように、他の論理体系の下では妥当とは限らない。
例えば、
- 「雨が降っている」
- 「雨が降っていないのではない」
という2つの命題について、前者から後者を推論するのが二重否定の導入、後者から前者を推論するのが二重否定の除去である。
二重否定の除去を自然演繹の形式で表すと次のようになる。
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