亀塚古墳群_(錦町)とは? わかりやすく解説

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亀塚古墳群 (錦町)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/07 16:48 UTC 版)

亀塚古墳群
亀塚古墳群の位置
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亀塚古墳群(かめづかこふんぐん)は、熊本県球磨郡錦町西にある古墳群。1基が熊本県指定史跡に、1基が錦町指定史跡に指定されている。

概要

熊本県南部、九州山地から延びる台地の北縁に営造された古墳群で、前方後円墳3基で構成される。人吉・球磨地方では唯一の前方後円墳であり、熊本県の前方後円墳としては最南端に位置する[1]。いずれも出土品が詳らかでないため、築造時期は明らかでない[2]

1号墳の古墳域は1976年昭和51年)に熊本県指定史跡に指定され、2号墳の古墳域は1989年平成元年)に錦町指定史跡に指定されている[3]

一覧

1号墳
左に後円部、右に前方部。
2号墳
右に後円部、左に前方部。
3号墳
左に後円部、右に前方部。
1号墳
  • 形状:前方後円墳
  • 規模:墳丘長約45メートル、後円部直径約23メートル
古墳群のうち北に位置する(北緯32度11分54.78秒 東経130度49分40.94秒 / 北緯32.1985500度 東経130.8280389度 / 32.1985500; 130.8280389 (亀塚1号墳))。墳丘主軸を南北方向とし、前方部を北方向に向ける。出土品として直刀・鐙・土器があったと伝わる(現在は所在不明)[2]
2号墳
  • 形状:前方後円墳
  • 規模:墳丘長約45メートル、後円部直径約30メートル
古墳群のうち西に位置する(北緯32度11分52.72秒 東経130度49分38.14秒 / 北緯32.1979778度 東経130.8272611度 / 32.1979778; 130.8272611 (亀塚2号墳))。墳丘主軸を南北方向とし、前方部を北方向に向ける[2]
3号墳
  • 形状:前方後円墳
  • 規模:墳丘長約50メートル、後円部直径約25メートル
古墳群のうち南に位置する(北緯32度11分48.37秒 東経130度49分44.43秒 / 北緯32.1967694度 東経130.8290083度 / 32.1967694; 130.8290083 (亀塚3号墳))。墳丘主軸を東西方向とし、前方部を西方向に向ける。現在の墳丘はくびれ部で分断されている[1][2]

文化財

熊本県指定文化財

  • 史跡
    • 亀塚古墳群1号墳 - 1976年(昭和51年)3月23日指定[4][3]

錦町指定文化財

  • 史跡
    • 亀塚古墳群2号墳 - 1989年(平成元年)2月10日指定[3]

脚注

  1. ^ a b 亀塚古墳群(平凡社) 1985.
  2. ^ a b c d 錦町の文化財 2016, p. 20.
  3. ^ a b c 錦町の文化財 2016, pp. 111–112.
  4. ^ 指定文化財(熊本県ホームページ)上のファイル(2015年10月29日更新版)参照。

参考文献

外部リンク

座標: 北緯32度11分54.78秒 東経130度49分40.94秒 / 北緯32.1985500度 東経130.8280389度 / 32.1985500; 130.8280389 (亀塚古墳群)




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