九十八随眠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/22 03:35 UTC 版)
また、説一切有部では、『倶舎論』「随眠品」などにも見られるように、伝統的に煩悩(随眠)を九十八随眠として表現することもある。 これは、貪・瞋・痴・慢・疑・見の六随眠を起点とし、三界の内の欲界に32、色界・無色界にそれぞれ28、計88の見惑(見道所断によって断たれる煩悩)を配置し、更に10の修惑(修道所断によって断たれる煩悩)を加えて、九十八随眠としたものである。 これに十纏とよばれる10の煩悩を付け加えたものが、俗に108つの煩悩と呼ばれているものである。
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